Spreadyの2019年は、”はじまりの1年”でした
2019年も早いもので、残すところもう数日。noteも久しぶりで、最後に書いたのが2019年5月30日(Spreadyのローンチ日)のタイミングだったので、半年振りという・・・「忙しくやっているのか、死んでるのかどっちかだと思ったよ(笑)」という温かいお言葉をいただいたりもしましたが、皆さんの温かいサポートのおかげでなんとか無事、2020年を迎えられそうです。
いつもありがとうございます!
2019年の駆け足まとめ
Spready(スプレディ)は2018年5月創業のスタートアップです。
僕たちは『セレンディピティ・カンパニー』を掲げ、人と人、人と組織の新しい“つながり”をつくる、ことに取り組んでいます。論理や効率化が進めば進むほど、セレンディピティ(偶発的な、素敵な出会い)が大切な時代が来るはずだと考えており、これまで実装されていなかった、人と組織の新しい”つながり”を作るとに挑戦しています。
2018年は従業員は僕一人だったので進捗度が遅く(Co-Founder柳川のジョインは正式には2019年の1月なのです!)、2019年は丸々1年の間、サービス・事業の立ち上げに取り組んできたことになります。
サービスとしては、現在は2つのサービスを運営しています。
2019年5月30日 Launch
「ご縁つなぎプラットフォーム『Spready(スプレディ)』」
2019年9月11日 Launch
「個人向けプロフィールサービス『Profiee(プロフィー)』」
ご縁つなぎプラットフォーム『Spready(スプレディ)』
創業時から仮説検証を進めていたのが、『Spready』です。このサービスは、”6次の隔たり”という理論をベースに設計しました。世界が6人を介せば全員繋がっているという有名なやつなのですが、おそらく、例えば「東京」など地域を切り取ってみると、ソーシャルグラフ上は1人を介してみんな繋がっているだろうと。
ただ、日本は流動性が低い社会で、会社の外の人“交流する”カルチャーがあまりないため、出会えていないだけなのではないか。・・・では、共通する方に直接間を取り持ってもらうのはどうだろう。日本社会は急速に人口が減少していき、一方で「人生100年時代」という言われるように寿命が伸びていく中で、個のエンパワーメント、自由と責任の中で僕たちが自分の足で人生を歩んでいく時代に差し掛かる今だからこそ、このようなサービスは必要になるのではないか。これがSpreadyのサービスの原型として考えていたことです。
『Spready(スプレディ)』を振り返ってみて
Spreadyを立ち上げていくこの1年間で、良かったこと、課題として捉えていることをまとめてみました。まずは、良かったこと。
(良かったこと)
1. 当初の想定よりも、たくさんのスプレッダーさんに支えていただけるサービスになった。
2. Spreadyがなければ世の中に生まれていなかった出会いを、スプレッダーの皆さんと、たくさんつなぐことができた。
3. そしてそのたくさんの出会いから、新しいコラボレーションがたくさん生まれた。
2019年12月27日現在、スプレッダーとして活動いただいている方は約800名。これは当初想定していた数をはるかに上回ります。そして、スプレッダーの皆さんとおつなぎしてきたご縁の数は約850件。そして、このご縁から、たくさんのコラボレーションやイノベーションが生まれました。詳しくは、別の機会に事例としてご紹介させていただきますね。
逆に、課題として捉えていることをまとめてみます。
(課題として捉えていること)
1. スプレッダーの皆さんが、日常行う”人の縁をつなぐ行為”とSpreadyの体験にギャップがあること。
2. Spreadyを通じて、僕たちがスプレッダーさんと一緒に実現したかったことが、世の中にうまく伝わっていないこと。
3.スプレッダーの皆さんが増えるペースに、依頼主となる法人が増えるペースが追いつかなかったこと。
私たちが恵まれているのは、非常にステークホルダーが多いサービスを展開しているが故に(個人・法人どちらもユーザさんです)、たくさんのフィードバックを様々な角度からいただけるとても恵まれた環境で事業を行うことができている、ということです。
その中で感じたことが、スプレッダーあるいは法人としてのサービス体験が、日常の縁が繋がるシーンとの乖離が大きい、ということ。今のSpreadyでたくさんのご縁を生み出してこれたのは、一重に『Spreadyを応援するよ!』という温かなご支援の結果にしか過ぎず、強い危機感を覚えていました。
そして、世の中に提供価値伝える、ということの難しさも感じていました。
例えば、スプレッダーの皆さんの中でも「Spreadyって何?」に対する答えが、皆さんそれぞれ異なるのです。解釈は多少人それぞれでも大丈夫かもしれませんが、一行目からずれるのはよくない。スプレッダーというかなり距離の近いステークホルダーの皆さんですらそうだとすれば、これは世の中に対しては届けることは難しい。これは、私たちが実現したい世界やサービスを正しく伝える能力が低い結果なのだなと感じていました。
Spreadyは、規模感こそ大きくなりはじめましたが、サービスとしてはまだまだβ版の域を出ておらず、もっともっと良いものにする必要性を感じています。
「個人向けプロフィールサービス『Profiee(プロフィー)』」
Profieeは「はじめまして改革」を掲げ、職業や肩書きだけでは自分のことを表せなくなってきた多様化の時代に、自分のことをまるっと伝えられ、はじめましてを円滑にするサービスとして、2019年9月にローンチをしたサービスです。『Spready』を通じてたくさんのご縁をつなぐ中で日々プロダクトやサービスを磨いていくわけなのですが、「そもそも、これ”はじめまして”そのものに課題があるよな」と感じたことがそのきっかけです。
『Profiee(プロフィー)』を振り返ってみて
それではまず良かったことから。
(よかったこと)
1. たくさんのユーザさんに使っていただけたこと。
2. 私たちが想定していない、多様な使い方が生まれたこと。
3. Profieeを通じて、Spreadyを知ってもらうことが増えたこと。
『Profiee』はPRや広告露出を一切行なっていませんが、口コミでたくさんの方に知っていただけるサービスになりました。ユーザ数は非公開なのですが、ピュアに4桁のユーザさんに活用いただいています。実際使われているかどうかははアクティブ率ではなく、「オープンコンテンツの投稿ユーザ率」を見ているのですが、60%を超えます。Twitterのプロフィールに貼っていただいている方も多いですね。そして、こんなまとめにもProfiee登場・・・!
何より、約3ヶ月で様々な方から『Profiee』を使って「はじめましてが円滑になった」というお声を頂戴しました。オフィシャルに日常の中でご利用いただけているのが本当に嬉しいです。
・会社での自己紹介
・イベントでの懇親会や初めての人がいる飲み会
・採用面接やカジュアル面談
・フリーランスとしてお仕事を受ける時のポートフォリオとして
・取材前、インタビュー前に自分のことを知ってもらうツールとして
などなど
気づけば、『Spreadyは聞いたことなかったけど、Profieeは聞いたことあった!』というお声がたくさん。Spreadyの認知拡大にも確実に寄与してくれています。ありがとう、Profiee。
(課題として捉えていること)
本来はもっと磨きたい、あるいは追加したい機能があるのですが、社内リソースの問題でやりきれていないこと
Spreadyは、今社員数6名です。やりたいけどやりきれないことだらけ・・でも、来年頑張りますのでご期待ください!
以上が、駆け足の2019年のSpready振り返りです。
とても反省と言いますか、まだまだやりたいこと、やらねばいけないことだらけで、、、まあでも、充実した毎日を社員一同過ごせたことはとても幸せです。
(会社としては2人だったチームが6名になりました!2020年1月からは8名に、2020年2月には10名ほどの規模になる予定です。)
そもそも約800名のスプレッダーさんや、たくさんの法人ユーザさんにご期待をいただけて、そして支えていただけたこと、本当に幸せです。
(先日開催したクリスマスパーティーの様子)
何度でも言いますが、いつも本当にありがとうございます!
2020年のSpready
2020年のSpreadyについてお話をする上で、Profieeローンチ後に何にフォーカスをしていたかをお話する必要があります。
先日のクリスマスパーティーで先行してスプレッダーや法人の皆さまにはお伝えさせていただいたのですが、まず、Spreadyは、2020年中旬に大幅なリニューアルを行うこととしました。
『Spready』のリニューアルローンチ
これは先ほどの『Spready』についての振り返りの中で触れましたが、『Spready上で人の人をつなぐ体験を、日常の人をつなぐ体験に可能な限りサービス上で近づける』ための取り組みです。
(よくいただくユーザさんの声)
・案件の内容がわからない/意図がわからない/対象がわからない
・対象の方を思い出すのが大変
・直接は思い当たらないけど、知っていそうな友達はたくさんいる
・Spreadyの説明が難しい ←
・チャットでのコミュニケーションが取りづらい/使いづらい
・繋いだ結果がどうたったかのFBが欲しい
これらの全てを解消し、ユーザの皆さんに提供している体験を高めるべく、この3ヶ月間はSpreadyのリニューアルプロジェクトに取り組んできました。
New Spreadyは、コラボレーションというコンセプトを掲げることにしました。ご縁つなぎプラットフォームという、一見わかりそうでわからない表現(本当にすみません・・)も辞め、コラボレーションSNSとして進化をさせる予定です。
LP等はもちろんですが、サービスUIなども全て一新しますので、ユーザーの皆さんには是非ご期待いただけますと幸いです!2020年1月中旬の予定です。
『Spready』以外の取り組みも進めたい・・!
これはProfieeを中心にしつつ、いくつか進めていく予定のものがあります。ただ、やはり今のメンバーだけでは力不足です。積極的に採用(というよりは仲間集め)も行なっていますので、ご興味があれば是非お気軽にご連絡いただけますと幸いです!
(私たちのミッション・ビジョン・バリュー)
(人と組織の新しい”つながり”の一つの形が「Spready」であり、「Profiee」です。)
2019年は大変お世話になりました!
皆さま、良いお年をお迎えください!
Masa 2019.12.27
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?