コーチングってなんだ?
コーチング前夜
少し前の自分は、ずっと、初対面の方と何を話したらいいんだろう?、自分から何を話せばいいんだろうと思っていました。
そんなときにコーチングにニアミスします。
1回目は2017年(49歳のとき)、コーチの人に出会いました。
その時は、ピンとこず、何だろうと思っただけでした。
私もいいおじさんなので、ひととは無難にお話しをする感じなのですが、本人的には、相変わらず「知らない人と何話したらいいんだろう?」と思っていました。
それから6年経った2023年、色々な方にお会いする機会が増えました。
それに、初対面の方とお会いしてお話しすることも増えました。
6年分歳も取って、ここで、老化?にうすうすながら気付きはじめます。
相手の言っていることが、覚えられなくなってきている!?
……んじゃないの?っていうことに。
もともとあまりなかった人に対する興味も、さらになくなってきている!?という事実にも気付いてしまいます。
この年の10月から始まるブルーミング・コーチングスクールの第2期に参加することになります。
そのことは、”コーチングのこと”に書きました。
コーチングってなんだ?
コーチングを一言で言うと、あなた(クライアント)の可能性を最大限に発揮できるようにサポートする技術のことです。
「コーチ」には馬車という意味があって、あなたを目的地まで快適に連れて行くのがコーチングです。コーチは、あなたの伴走者です。
定義はそうなんですけど、今はまだ自分の言葉になってなくて、ちょっとしっくりきていない感じがしています。
コーチングの特徴
・あなたの中に答えがあります。
質問によって、あなたの中から答えを引き出します。コーチは、あなたの持っている可能性を最大限発揮できるように関わります。
・未来志向で考えます。
過去の原因や課題にこだわることなく、「本当はどうなりたい?」かと、未来の理想像をイメージしてもらって、未来へ向かう行動を促します。
目的・目標・問題
コーチングで最も大切なものは「目的」です。
目的は、あなたが幸福に生きていくための指針です。
幸福に生きていくったって、よく分からない感じなんですが、私はいつも、”アンパンマンのマーチ”の歌詞を思い出すんです。
幼児はこれを自然に歌っているんです。
本人たちは多分、分かってないけれど、ワクワクしながら歌っています。
育児に大変な親御さんたちも、アンパンマンに一時だけ育児をお願いして、この歌を口ずさびながら用事をしたりしています。
時々、歌詞の内容に気付いてドキッとするんですけど、みんなすぐに日常に戻ってしまう。
コーチングのいう目的って、こういうものではないのかなと思っています。
そして、クライアントさんには、本当に大切にしている価値観ってなにかな?っていうことを、改めて気付いてもらいたいなと思っています。
そういう目的があれば、それに沿った目標を設定することができるようになるのです。
セッションでクライアントがお話し下さったテーマが、目の前にある「目標達成」や「問題解決」であったとしても、コーチは「その人の人生の目的って何だろう?」、「その人の幸せって何だろう?」ということを意識下に持っておかねばならない、と言うことなのです。
どんなコーチになりたいの?
コーチング前夜では、自分はひととどんな話をしたらいいのだろうか?と思っていたのですが、コーチングを学んで初めて、対話する相手のことを考えていなかったことに気付きます。
自分を含め、みんな自分のことを聴いて欲しいのでは?ということに気付いてからは、「傾聴」が私の人生のテーマとなりました。
スクールで学び始めた頃に最初に出会った質問は、「どんなコーチになりたいの?」でした。
その問いへの私の最初の答えは、「傾聴できるコーチになる」でした。
これが私のコーチングの第一歩でした。
(次回に続く)