タイに行ってからお金の考え方が変わった話
タイにはバンコクでもプーケットでも多くの物乞いがいます。
足が欠損している人、
赤ちゃんや子供を抱えている人が
歩道橋の下や大通り沿いや駅前にいてこっちを見てきます。
タイを訪れてから
そういう人達に寄付をするようになったことに
自分でも驚いているので
せっかくやしここに書いておこうかと。
正直、タイにいくまでのぼくは
こういう物乞いをする人達に対して
否定的な感情しか持っていませんでした。
自分で働けばいいやろ。
人にもらった金で楽して飯を食うなんて。
甘えている。
自己責任。
俺の金は俺のもの。
冷たいと思う人もいれば
その通りだと言う人もいて
人それぞれの価値観だと思います。
同じ人間として、同情だけはしたくないという考えもあったのかもしれません。
あと、寄付なんか偽善的でいい人ぶって恥ずかしいなという考えも。
だから初めてタイに行ったときも
カルチャーショックを受けつつ
寄付をしないスタイルで彼らを無視していました。
自分には関係ないことだ。
早くホテルにいかなくちゃ。
早く飯を食わなきゃ。
今日はあそこに行こう。
明日は何をしよう。
アレうまそう。
日焼け止め塗らな。
そうやって無意識に
彼らを見るのを拒絶していました。
でも毎日見かけるんですよ、彼らを。
当然、毎日通る道だから。
腹いっぱいで帰ってきた日も
ベロンベロンに酔って帰ってきた日も
笑いながら歩いている時も。
彼らは手を合わせてこっちを見ている。
この
ぼくらと彼らのギャップに
ものすごい違和感を感じた瞬間があった。
罪悪感というより、違和感。
わかりますか?
このモヤモヤ。
日本人にとっては
失くしてもなんの痛みもない
ポケットの中の小銭。
それすら出し惜しみして
自分の欲望のために惜しみなく金を使う。
それは別に悪いことじゃない。
でもその小銭では
日本人はあまりしあわせにはなれないけど
物乞いをする彼らにとっては
そうではない事実がある。
その小銭の価値は
彼らの方が何倍にもなるのなら
進んで渡したいなと
素直に思った瞬間があった。
冒頭で述べたような
偽善的
恥ずかしい
自己責任
なんていう感情は消えて
素直に使ってほしいなと思えたことに
自分が一番驚いた。
彼らはおそらく一生の中で
日本に来ることはないかもしれない。
でもたまたまタイに来た日本人が小銭を渡すことで
彼らの中の日本人像が変わるかもしれない。
(極東のアジア人像かもしれないけど。)
例えば
訪日中国人が、爆買いもするけど
ホームレスにもめちゃくちゃ寄付してるってなったら
それだけで印象が180度変わるように。
惰性でビールを買って
尿で出しておしまいにするくらいなら
一度、彼らに小銭を渡してみてもいいかもしれません。
ぼくはそういう気持ちになってから
日常の中で、欲望のままに金を使うことが
少なくなりました。
見栄を張らない金の使い方が身につくキッカケになりましたね。
そういう気持ちにさせてくれたタイには
すごい感謝してるし、高い金払ってでも行ってよかったなと思ってます。
今年もまたタイに行きたいけど、ラオスにも行ってみたいな。
そういや余談ですが
ちっちゃな寄付として
最近はLINEコインを寄付しています。
知ってますか?
広告動画を見たり、アプリをインストールするともらえるLINE内で使えるコイン。
貯めるとスタンプやスタバのコーヒーと交換できるんですが、実はUNICEFにも寄付ができます。
しかも1ポイントから可能。
始まった当初は
虎視眈々と
ローソンのからあげクンと交換するため
必死に貯めてたけども
途中でぜんぶUNICEFに寄付しました笑
ぼくがからあげ食うより
そっちの方が価値あるやろなと。
動画みてもらった1コインをそのままUNICEFに使うだけなのでカンタンでオススメです。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?