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タンザニア

タンザン鉄道に揺られながら、タンザニアの首都ダルエスサラ−ムに向かいます。このタンザン鉄道の乗車中、象やキリン、インパラなどが遠くの方で確認できました。アフリカはスケールが大きいです。

ダルエスサラーム駅に到着して、改札口に向かうと長蛇の行列ができていました。果てしなく続く2列の人だかり。どうも切符を回収してるらしいです。仕方がないから、その行列に並びますが、当たり前のように横入りしてくるアフリカ人。

不思議なのは、横入りされるアフリカ人も、横入りするアフリカ人も、当たり前のように受け入れてます。「まったく、だるいから、この辺の列から並んじゃおう」という奴と、「あれ、横入りされちゃった」という奴がいます。前の方の列でそんな光景を見るものだから、両者に「はぁ?」という言葉しか浮かんできません。

でもアフリカに来て初めて、そんな輩を注意するおじさん係員が駅にいたので、かなり感動しました。そういう当たり前な人がいるだけで、来た甲斐がありました。そのおじさんには、尊敬の眼差しを送っておきました。

ダルエスサラームからザンジバル島へ移動します。同じタンザニア国内だけど、ザンジバル島に入島する時は、イミグレ(出入国管理)で入国スタンプが押されます。「うちらは本土と違うから」的なものが感じられます。ザンジバル島は、ほぼイスラム圏。入島した日からラマダン(陽が昇ってる間は飲食しない)も始まりました。

ザンジバル島の街並みが世界遺産にもなっている、ストーンタウンに行きました。ここはイスラム教で賑わっており、あちこちでコーランを聞きます。女性は黒服に身を包んでるので、一見、アフリカぽくない雰囲気。アラブ色が強いです。

このストーンタウンは迷路みたいな路地が続いており、雰囲気ある街並みを散歩できます。歩いてると、久しぶりに欧米観光客の団体も見かけました。ここはアフリカの数少ないリゾート地なんだろうなと、思いました。

ストーンタウンに3泊して、その後は車で1時間ちょっとのビーチがあるパジェに向かいます。このパジェには日本人経営の宿があり、そこの経営者の日本女性サオリさんは1人で15年もここで宿をやっています。

話を聞いてると、パジェに来た時に一発で気に入ったらしく、宿を開いたようです。たしかに、この宿から見る海の景色はかなり良いです。ここの宿はバックパッカーにはかなり高いですが、がんばって2泊してました。

パジェで散財した後、夜行フェリーでザンジバル島からダルエスに戻り、すぐにキリマンジャロが見えるモシヘ移動。キリマンジャロを拝みながら、キリマンジャロコーヒーをいただきます。

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