《無法弁護士》 裁判官の方が無法や〜ん!
《王の男》のイ・ジュンギ主演なので見始めた。
《サイコだけど大丈夫》のソ・イェジとの共演も楽しみだし。
(画像はGoogle検索結果をスクリーンショットしました。)
冒頭から迫力のアクションシーン
イ・ジュンギの華麗ともいえるアクションと、アメリカ車を使ったカーチェイスは迫力満点!
バッタバッタと(あ〜、古くさい表現でごめんなさい)来る相手来る相手を殴り飛ばし蹴り飛ばし、で、観ていて「痛っ!」と思わず首をすくめるほど。
デカいシボレーのエンブレムの車が、韓国の高速道路をエンジン音を響かせて走り抜けていくのも爽快。
『強い』『デカい』『速い』は、理屈抜きで観る者を圧倒してくれる。
韓国の司法って?
はるか昔、『司法』『立法』『行政』の【三権分立】を社会科で習った。
三権が分立していることが民主主義の基本、だったはず。
社会科は得意だったけど、なにぶん習ってから年数が経ちすぎてるので、と言い訳を先にしておく。
その三権を、舞台となる架空の都市の裁判官が一人で握ってる。
もちろん名目上の市長などが表に出て、裏で操ってるわけだけど。
『お代官さま〜』『ふふふ、お主もワルよのぉ』の、時代劇のあのやりとりを思い出したよ。
日本の検察は国家公務員で、少なくとも第二次世界大戦後はさまざまな癒着を防ぐということで転勤に次ぐ転勤なのだが、この作品の裁判官は親子二代でこの都市の権力を握って、住民の生殺与奪すら思いのまま。
って、えええ〜〜?!じゃないですか?
国としての司法の機構はどうなってるの???と思わずにはいられない。
まあ、国が違えば制度も違うんやけど。
そしてもちろん日本だって、地元の有力者〜とか、もともとのその辺りの藩主の家柄の知事〜とかあるし、私が思いっきり一般人だから知らないのかもしれないけど。
とにかく、びっくり。
やり口も、泥臭いよ。(大きなお世話)
まあ、その権力者を麗しのイ・ジュンギがやっつけてくれるので、最後はスッキリ!
「実はアンドロイド?」なイ・ジュンギ
《王の男》で見初めたイ・ジュンギ。
2005年の作品だ。
それ以来なのに、まあどうしましょう全然老けてない。(まあ、まだまだ若いんだけどね)
この《無法弁護士》は2018年の作品だというのに。
そして、監督も『ほら、絶対的美形の横顔をどうぞ!』とばかりに、右横顔のアップをこれでもかこれでもかと提供してくれる。
もう感謝しかないよ。
強い美形は正義だ!
完走後、《NCIS〜KOREA》も観かけたんだけと、サイコサスペンスがもともと苦手なので挫折した。
妖怪よりもゾンビよりも、私は人間が怖いのだ。