見出し画像

《三食ごはん》そして《スペイン下宿》

さて、《花遊記》で見初めたチャ・スンウォン目当てで検索して、出てきたバラエティ番組《三食ごはん》。

あとから知ったが、【伝説の】ナPDの生み出した番組のシリーズ。
イ・ソジン出演の作品もあるけど、とにかくこれ!と見始めた。

(画像は全てGoogle検索画像をスクリーンショットしました)

《三食ごはん〜漁村編》 

朝鮮半島南西部の木浦港から6時間。大型船が着けられないので、沖合いで小舟に乗り換えて上陸する晩才島で、ひたすら三食ごはんを作って食べるという番組。

チャ・スンウォンと、《コンフィデンシャル〜共助》でヒョンビンと共演していたユ・へジンが繰り広げる掛け合いがいい。
同い年で、以前共演してから仲がいいから、そのやりとりが観てて聞いてて心地よい。

子チワワのサンチェに子ネコのポリ、鶏小屋のニワトリたちさえ楽しそう。

自給自足とはいえ、菜園には大根や白菜、唐辛子をはじめとする基本的な野菜があり、鶏小屋で卵も手に入る。お米やキムチ、基本的に韓国で使う調味料もちゃんとある。水も電気もある。ちゃんと生活できる。

そう!そうよ!と膝を打った。

日本のバラエティ番組を観てて、私はザラッとした気持ちになることがある。

出演者に無茶をさせるから。
出演者をモノ扱いして、失敗することを前提として嘲るような視点だから。
「テレビに出してやるんだから、言われた事やれよ。」と出演者が健康を損なうような事をさせるから。

ナPDの番組では『無理はさせるけど無茶はさせない』のだ。

スタッフと出演者が、楽しさもしんどさも一緒に分け合ってる。
スタッフとキャストが対等だから醸し出されるものがあるし、それは観てる側に伝わる。

だからゲスト出演で来てたソン・ホジュンが想定のそのまた想定以上の天候不順で帰れなくなった時、スタッフが本当に恐縮してたし、ホジュンの絶望した表情にチャ・スンウォンとユ・へジンがホジュンやスタッフの気持ちを明るくしようと頑張ったし、観てる側は素直に「ホジュンかわいそう。」と感情移入できた。

そしてホジュンがそれ以降レギュラーになったのも微笑ましくて一緒に嬉しくなる。

はじめの打合せから打ち上げまで番組として扱うのも楽しい。

《三食ごはん〜漁村編2》 

季節が変わった晩才島でのチャ・スンウォン、ユ・へジン、ソン・ホジュンの3人生活。
ゲストのパク・ヒョンシクが見事にドッキリに引っかかって、アイドルの素の表情がいい。
演技派のおじさんたちにかかれば、ワカモノは太刀打ちできない。(笑)

チャおばさんの料理の手際がいい!
観ていて食べたくなる。立派な飯テロ番組。
きっと韓国の一般家庭の食卓なんだろうなぁと、大阪の主婦は興味深々。

2シーズン目なので、ホジュンのアシスタントっぷりも安定。サンチェとポリも成長してて、イヌネコ好きには嬉しい。

そして、キャスト以外の風景や空、海の映像と挟まる字幕が文学的で私は好きだ。
ドラマ《プロデューサー》で先輩PDが新人に『バラエティは編集が全てだ!』と教えてたけど、編集するにはその素材が必要。
だから素材となる映像を確保するためカメラの数がとても多い。
サンチェとポリの動き専用のカメラも、ドローンのカメラも大活躍。
菜園の白菜についた朝露のアップ、とかがポンと放り込まれて、晩才島が美しい島なんだと感じられる。

素材集めとその編集の手間を惜しんでないからこそ出来上がる映像が楽しめる。

《三食ごはん〜コチャン編》 

本来は、コチャン編にはユ・へジンは出演しない予定だったらしい。映画の撮影だったそうだ。

そこで、ナム・ジュヒョクが加わって、チャおばさんとホジュンとの3人で、地続きのコチャンで農村生活開始。
でも、2日目から、へジン参入!4人での爆笑農村暮らし。

田植えや果物やお芋の収穫を手伝って、現金をナPDから貰っては外食したり買い物したり。
「冷蔵庫がある!」と喜び(晩才島の家にはなかった)、チャンポンを食べて喜び、本当に楽しそう。

料理部チャおばさん&ホジュンと設備部へジン&ジュヒョクの卓球対決とか、ただ男四人が卓球してるだけで笑えるって、この4人のキャラだからだ。

また、このシーズンは田んぼの草取りなどを任せるためにアヒルさん登場!
孵卵器の中の卵の時から、孵って、12羽が成鳥になるまで、の過程が可愛い。よく働くし。
ロケのたびに成長してるアヒルに、チャおばさんは「もう敬語で話さないと」と口走る。へジンは「思春期の難しい年頃だから、田んぼからなかなか上がってきてくれない」と嘆いたり。

へジンの実際のペット、ギョウルもついてきた。農村生活を堪能するイヌは愛らしい。

またジュヒョクにへジンがオヤジギャグを伝授。(ジュヒョクは《山村編》で披露してお姉さま方にドン引きされてた)

初夏のコチャンはとても美しい村だ。と、また美しい映像が感動させてくれる。

ここまで3シーズン観てきて、チャおばさんの手際をみてたら自分でも韓国ごはんを作りたくなって、コチュジャンと唐辛子粉2種類(キムチ用とチゲ用)、水あめをAmazonで衝動買いしてしまった。
辛いモノ苦手やのに。

チャおばさんマジックや。

そして、暫く間を置いてこれ。↓

《三食ごはん〜山村編》 

ドラマ《SKYキャッスル》の主要キャストのヨム・ジョンア、ユン・セアと、映画《パラサイト》やドラマ《青春の記録》のパク・ソダムの3人の山村暮らし。

最初の打ち合わせで3人ともが料理に自信がないと判明して「スマホ検索はアリにしてっ!」と始まる。

そんな3人が、それぞれ個性を発揮してとても楽しいシリーズになっている。
また、年長の2人が家庭持ちなので、言うことやることとても共感。

ジョンアはとてもせっかちさん。何かをやろうと思いたったら即行動に移す。責任感も強いリーダー。

セアは何でもそつなくこなす。特に鶏小屋の世話をして鶏に愛を感じたらしく「烏骨鶏って、本当に可愛いわ〜家でも画像検索して見てるの〜私が烏骨鶏みたいな顔だったらなぁ〜」と口走る。烏骨鶏みたいな顔だったら女優さんになってないでしょっ!と画面の前で突っ込んだ。

また、この《山村編》の前にソダムの《青春の記録》を観ていたので、本当にいい子だなぁと再確認。しっかり食べる気のつくいい子。

大量に餃子を作って冷凍しておく、とか、ロケ初日にニンニクを大量に刻んでおいて冷蔵保管、とか、コーヒー豆も3日分まとめて炒って挽いてしまう、とか、段取りの仕方が主婦感覚。

ロケ以外でもSNSのグループチャットでいろいろ打合せをしていたらしい。

そして「かまどと釜で作るから美味しいのかなぁ。うまく作れたわ〜。家にかまど作ろうかなぁ、売ってるの?」「火を熾すのは、ソダムを呼ぼうか〜上手いから」「今の小学校って縄跳びを授業でするんだって!息子に聞いてビックリよ〜」という女子トークが炸裂するのも楽しい。

《スペイン下宿》 

『スペイン下宿』はタイトルの通り、スペインのビジャフランカ・デル・ピエルソ村で下宿を立ち上げたスターたちの姿を描いている。 俳優チャ・スンウォン、ユ・ヘジン、ぺ・ジョンナムがサンティアゴ巡礼の道の旅行者を対象に韓国料理と寝床を提供し、異郷で出会った韓国人たちに大切な思い出をプレゼントして帰ってきた。(Google検索結果の概要より)

これは昨日から見始めた。
早速笑って楽しんでる。
スペインでも離島でも農村でも、気の合う者同士が一生懸命に力を合わせるのは観ていて心地いい。

《三食ごはん〜漁村(無人島)編》もあり、ケーブルテレビで視聴できるらしい。私が加入してる配信サービスではまだなので、配信開始を楽しみに待ってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?