《ラスト・プリンセス》〜 そして《マルモイ》
さて、キム・ジェウク三連投の最後はこれ。
《ラスト・プリンセス》
(画像はGoogle検索結果のスクリーンショットです。)
満州国の最後の皇帝 溥儀の映画《ラスト・エンペラー》観ました。
満州国の存在は知ってました。
でも、浅はかな私は【大韓帝国】を知らなかった。
まずその『知らなかった』という自分を恥ずかしく思います。
徳恵翁主の波瀾の生涯
13歳で日本に留学という名目で送られ、長じては華族と政略結婚させられ(この結婚相手がキム・ジェウク)、第二次世界大戦後に離婚され、と、貴種ゆえに歴史にもみくちゃにされた徳恵翁主の、それでも生まれながらの品格を最後まで保ち続けた薄幸の美女。
ソン・イェジンが、その美しさと儚さと品格を見事に再現。
キム・ジェウクは、日本語が堪能であることと、やはり生まれ持った上品さで、華族として王族と娶せられるに相応しい佇まい。
《マルモイ〜ことばあつめ》
(画像はGoogle検索結果のスクリーンショットです。)
何も考えずに「あら、ユ・へジンの映画だ〜。」と観てしまいましたよ。
よりによって8月15日に。
言葉、というか、言語はとても脆いものだと常々感じてます。
日本の中ですら、方言が共通語に駆逐されてるし、しぶといと思われてる【大阪弁】でも、私がこどもの頃に耳にした祖父母世代の柔らかな大阪弁は、たぶんどこかの資料館にしか残ってないと思う。
そして、その言葉を使うことはその人のアイデンティティでもあります。
また、姓名もそのアイデンティティの一つです。
それを無理矢理、日本語の姓名に変えられ、母国語の使用を禁止される。
それを【された側】からすれば、忘れないし許せない。
日本の軍国主義は自国民にも残虐だった、というのは事実だったけれど、それはまた別の話。
【知らなかった】は【なかった】ということではない。
これからも『好奇心』と『賢明さ』を心がけて生きていきたい。
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