《Antique - 西洋骨董洋菓子店》〜 キャスティングの妙
キム・ジェウクが出演した作品とは知ってはいました。
原作は《きのう何食べた?》《大奥》のよしながふみさんの同名コミックスです。
(画像はGoogle検索結果のスクリーンショットです。)
原作もの、特にコミックスは
小説原作よりハードルが高くなる
原作、全巻揃えてます(それをいうなら《きのう何食べた?》も)。
小説からの実写版は、キャスティングがちょっと自分が読んで浮かべたイメージと違っても「仕方ないか〜。」と思えます。
脳内イメージ、それぞれだし。
でも、コミックス原作だと【こんなビジュアル】がもう提示されてるわけです。
身長であったり、体型であったり、顔立ちであったり。
そしてこの作品の肝は何と言っても【魔性のゲイのパティシエ】。
顔立ちがきれい、とか、高身長、は条件に当てはまる俳優さんがいても、【魔性の】オーラを漂わせる蠱惑的な存在という条件はかなり厳し目。
そこにキム・ジェウク!なのですよっ!
一つ前のnoteで、熱く熱く語ってしまったキム・ジェウク。
【艶めいた】そして【蠱惑的な】、いやいっそ【なまめかしい】存在感。
なにも媚をふりまくわけでもないのに、見た者を【その気】にさせてしまう。
この作品は、『キム・ジェウクを【魔性のゲイのパティシエ】にキャスティングした』というポイントだけでも、「傑作」だと思う。
そして、舞台となる『イートインもできる洋菓子店』の外観やインテリアその他が『原作よりゴージャス』というのも、大事なポイントだ。
好きな原作が、よりゴージャスにより美しくなって目の前に現れてこその実写化やん?
コミックスでは平面だったケーキやアンティークの器が、立体化され照明を浴びて煌めくさまは実写の醍醐味。
衣装やカーテン、壁紙などの質感も、実写ならでは。
意識のどこかにずっと引っかかってたこの作品を、韓国コンテンツにハマったことで実際に観られたのは、本当に嬉しい。
もちろん、若々しいユ・アイン(《成均舘スキャンダル》のコロ先輩)も良き良き。