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【韓国ドラマ感想文】人でも狐でも美しければそれでよし〜《九尾狐伝》〜 《九尾狐伝 1938》

やっと完走!

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《九尾狐伝》

自分の過ちで愛した人間を死なせてしまった山神・九尾狐(イ・ドンウク)は、その彼女(チョ・ボア)がまた人間に生まれ変わってくるのを待ち続けていた。

彼女は、なんと現代でテレビの超常現象を追うPDとして彼の前に現れる。

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チョコミントアイスが大好きで、アイスアメリカーノを手放せないイマドキのイケメン九尾狐。

彼に反発してグレてる異母弟にキム・ボム。

朝鮮半島固有の妖怪・神たちが、世界の破滅を司ろうとする鮫竜の復活を阻止できるか?

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ファンタジーロマンスのジャンルになるのか?

【時を超える愛】【妖怪】【グレた身内との相剋】と楽しい要素てんこ盛り。

そして、イ・ドンウクは韓服でもスーツでも、狐🦊色で少し長めの髪で額を見せるヘアスタイルがとても良い。

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《九尾狐伝 1938》(シーズン2)

現代から、日本統治下のソウルに、奪衣婆に送りこまれた九尾狐。

そこで出会うのは、幼なじみの山神のオオフクロウ(キム・ソヨン)とトラ(リュ・ギョンス)。

自身はアヘンに溺れ、弟は馬族(満州あたりの馬に乗った盗賊団)になっていた。

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奪衣婆から頼まれたお使いを果たせるのか?

朝鮮半島固有の妖怪たちを、日本軍の支配下に置こうとする軍人は実は日本の〇〇という妖怪で...。

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私が子どもの頃、祖父が夏休みだったか冬休みだったかに連れて行ってくれた映画は『ゴジラもの』か『妖怪大戦争』。

ついそんな『妖怪大戦争』を思い出した。

韓国ドラマなので、もちろん最後は九尾狐たちが勝つんだけど。

日本統治下ドラマのお約束なので、日本軍は当然極悪人の集まり。

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《梨泰院クラス》での元チンピラ役だったリュ・ギョンスが、屈託のある、それでも幼い頃の初恋を手放そうとしない純情な白頭山の神のトラ。

キム・ソヨンは、マイ推しチョン・ギョンホと共演した《純情に惚れる》で清純派のヒロインを務めたことしか記憶に無かったので、ギラギラして自分の欲望に忠実なオオフクロウは新鮮な驚き。
大ヒット作《ペントハウス》(未見)でギラギラドロドロだったそうなので、アリだったのか。

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シーズン1・2ともに、朝鮮半島の妖怪たちが大活躍。

水木しげるによる日本の妖怪たちに馴染んだ身としては、いろいろ新鮮で面白かった。

ぜひぜひ!

☆☆☆☆☆

ではまた。

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