![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53731041/rectangle_large_type_2_c655b973f35c57dda8a53a031073e88e.jpg?width=1200)
変幻自在 キム・スヒョン
《サイコだけど大丈夫》
これは《先輩》からのおすすめ。
「ソ・イェジ、すっごく綺麗なんですよ〜。スタイル抜群!」
なになに、綺麗なお姉さんは大好き!観なくてはっ!
ここで出演者の多くに、はじめまして。
パク・ギュヨン、カン・ギドゥンは《ロマンスは別冊付録》から引き続きのこんにちは。
とにかく、オ・ジョンセ!
圧巻の演技。指の動きから目線から話し方から非の打ち所がない。
そして奇しい雰囲気の絵本と、その世界観のままのゴシックミステリー感。この作品でも【本】が大きな役割を果たしている。
そしてまた『英語タイトルの方がいい』やつ。
《It’s OK to not be OK》〜大丈夫(完全)じゃなくても大丈夫 〜
完璧な人なんていないよ、完璧じゃなくてもいいんだよ、というメッセージが伝わる。
『サイコ』の言葉で対象が限定されて矮小化された気がした。あくまでも私感です。
その上、どうやら韓国ドラマあるあるらしい【ナイフを素手で握る】に出会った!
私の感覚では刃物は【真剣白刃取り】で防ぐものだった。これはチャンバラ時代劇で私に刷り込まれていた。
握ったらあかんやろ〜っ!と衝撃を受けた。
《プロデューサー》
舞台はKBS!
関西人に馴染みのテレビ局KBS京都ではない。日本で言えばNHK、の韓国のKBS。
キム・スヒョンは名門ソウル大学からの新卒採用で芸能局バラエティ班のプロデューサーに配属される。
入社する新人を追うドキュメンタリー番組チックに始まる。応募動機などが映ってないインタビュアーからの質問に答える形で紹介されていく。笑える。
そして実際にKBSで放送されてる番組に絡めてドラマが進んでいく。
日本のNHKも民放よりぶっ飛んだ番組を作るなぁと思ってたんだけど、ここまで振り切れてないわ〜(笑)。
歌番組でピチピチホットパンツはOKだけどシースルーはNG、という私からすれば謎の放送倫理規定をめぐってアイドルと歌番組プロデューサー(PD)がひともめ。このわがままアイドルがIU。
IUと歌番組PDのコン・ヒョジンにはじめまして。バラエティ班先輩PDには《猟奇的な彼女》で出会ってたチャ・テヒョン。
実在の番組が絡むから実際に出演してる俳優さんや歌手の皆さん続々登場。《ミナリ》でアカデミー賞助演女優賞のユン・ヨジョンが打ち切りになる番組出演者だったり(笑)。
キム・スヒョンは『高学歴だが使えない』新人な上に、すごくみみっちい嫌がらせを嫌だと思った相手にぬけぬけとやる。
トイレで手を洗っていたら嫌だと思う相手が来たので濡れた手を相手の顔のそばで振る、とか、食事に同席してて気に食わない事を上司が言ったら上司が食べようとしてたトッポッキの最後に残った茹で卵を横から攫う、とか。
上司PDたちはそれぞれ、過去の自分が作った番組の方が現在放送中の番組より良かったと思ってるし、芸能事務所との駆け引きから備品調達、ロケハンまで、ちゃんとお仕事ドラマ。
これを観ていたから、のちにナPDのバラエティ番組にすっぽりハマったんだと思ってる。
《シークレット・ミッション》
緑のジャージに《愛の不時着》で出会ったから、ハッピーエンドになって欲しかった。
ひたすら切ない。
さあ、次だ。