
【韓国ドラマ感想文】韓国時代劇はやっぱり面白い〜《青春ウォルダム》
【王宮陰謀もの】で【男装女子】で【推理もの】で【ロマンス】も、の盛りだくさん!
やっと最終話まで配信されて完走。

朝鮮時代ではあるが架空の王の治世の時。
尊敬していた兄の急死により世子(王位継承者)となったイ・ファン(パク・ヒョンシク)だが、呪いの書が送りつけられ狩りの際には何者かに毒矢を射られる。
幸い回復したが、常に自分を廃そうとする勢力の攻撃に晒されている。
またその頃、世子の学友であり親友の、左議政の息子・兵曹正郎ハン・ソンウン(ユン・ジョンソク)の婚約者の家族が毒殺され、婚約者である息女ミン・ジェイ(チョン・ソニ)が犯人と目されるが彼女は侍女チャン・ガラム(ピョ・イェジン)と共に逃亡し行方不明に。
街には2人の手配書がそこかしこに貼りつけられているが、領議政のミソッカス三男のキム・ヨンジン(イ・テソン)は一人『ミン・ジェイさんは犯人ではない!』と主張するが誰にも相手にされない。
世子への呪いはなぜ?誰が?
ミン・ジェイは本当に家族を毒殺したのか?
ミン・ジェイと侍女はどこへ?生きているのか?
☆☆☆☆☆
初っ端からストーリーのキーポイントが次々に展開され、グッと惹きこまれる。
その上パク・ヒョンシクは世子が似合う。
そして呪いの書を送りつけられて自分以外の全ての人に疑心暗鬼になっている状態から、ストーリーの展開につれて自分の味方がいると分かって心が開かれていくさまを自然に表現していく。
【陰謀】と【推理】なので、これ以上は説明を控える。
☆☆☆☆☆
絡まりあった伏線に「えっ!黒幕は実はこの人?」「なんと双子?」「身毒国ってどこ?インド?へっ?天竺ちゃうん?」などの小ネタがまとわりつく。
いつのまにかのロマンス展開もいい。
そして現代の視点を思わせる意志を持つ女性たちのそれぞれの言動が私には好ましい。
しっかりと自分の意見を持つ女性だからこそ愛されるようになっていく様子、女性への尊敬と思いやりを忘れない世子をはじめとする若者たちに「そうでなくてはっ!」と膝を叩いて賛同する六十路。
☆☆☆☆☆
華麗な立ち回りアクション、呪いだの祟りだのに対抗する科学的で論理的なアプローチ、厳しい身分制度と男尊女卑へのレジスタンスが盛り込まれたさすがのスタジオドラゴン製作。
しっかり作り込まれた楽しい作品です。
ぜひ!
☆☆☆☆☆
ではまた。