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【韓国ドラマ感想文】《隣のMr.パーフェクト》

相手役を必ず5割増にカッコよくするチョン・ソミンと、もともと無敵にカッコいいチョン・ヘインの組合せは、パーフェクトカップルやん!


☆☆☆☆☆

母同士が高校の同級生で、その繋がりから家も隣同士。

そのまた隣の家も、母娘ともにそれぞれの同級生。

...いろいろ私には濃ゆすぎる。

☆☆☆☆☆

チョン・ヘイン演じるチェ・スンヒョの母ソ・ヘスク(チャン・ヨンナム)は外交官。ほぼ韓国内にいない。
父チェ・ギョンジョン(イ・スンジュン)は多忙な医師。

そんなヘスク夫婦に代わって、ナ・ミスク(パク・チヨン)は娘ぺ・ソンニュ(チョン・ソミン)と同い年のスンヒョを一緒に育ててきた。
ミスクの夫ぺ・グンシク(チョ・ハンチョル)は料理人で、今は粉食店の主人。
ソンニュには弟ぺ・ドンジン(イ・スンヒョプ)が。

もう一軒隣には、不動産屋でミスクの同級生ト・ジェスク(キム・グムスン)と、その娘でソンニュやスンヒョと同い年のチョン・モウム(キム・ジウン)が住む。

並びの空き家に引っ越して来たのが、記者カン・ダノ(ユン・ジオン)。

☆☆☆☆☆

3人の子どもたちはそれぞれに優秀なのだが、優秀な外交官ヘスクは母として子どもの傍にいてやらなかった事を負い目に感じている。
一方ミスクは『もし自分もヘスクのように大学に進学できていたら...。』のコンプレックスから逃れられない。

その二人の屈託が、それぞれの子ども自慢合戦というかたちで表面化している。

側から見れば滑稽な、でも当人たちのカタルシスの行き場は明後日の方向で逆噴射している。

☆☆☆☆☆

ミスクの、コンプレックスと混ざり合った負けず嫌いの強烈なキャラクターは、娘ソンニュが辛い時に頼れなくなるほど。

お互いを大切に思う気持ちは強いのに、微妙にすれ違う。
どちらもが不器用。

☆☆☆☆☆

このドラマでは、

韓日共通の【隣家の幼馴染が初恋相手】(《タッチ》とかさぁ)の鉄板設定にときめくべきなのだが

六十路はどうしても自分と近い年齢のキャラクターに引っ張られる。

婚家で辛い思いをし、夫を早くに亡くし、女手一つで娘を育ててきたジェスクが一番のバランサーに思える。

☆☆☆☆☆

果たして自分は子どもたちにとって、母親としてどうだったんだろう?と、面と向かっては訊けない質問が大きく膨らんだ作品でした。

☆☆☆☆☆

子どもたち部分と親たち部分、どちらかだけに焦点を当てて見るもよし、どちらも併せて楽しむもよし。

韓国で大人気だったのが納得です。

ぜひ!

☆☆☆☆☆

ではまた。

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