【韓国ドラマ感想文】《トラウマ コード》〜 愉快痛快爽快なスーパードクターとその仲間たち
全8話、サクッと一気見できます。
というか、見始めたらやめられない止まらない。
韓国語原題はあっさり《重症外傷センター》。
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ハングク大学病院の重症外傷センターの教授が過労で倒れ、空席に。
そこに、保健福祉庁長官カン・ミョンヒ(キム・ソニョン)からの紹介?押しつけ?でやってきたのが、ペク・ガンヒョク(チュ・ジフン)。
彼は紛争地域における国際医療機関で働いてきた実績を持つ天才的医師だった。
赴任するやいなや挨拶もそこそこに、登山中の事故者の連絡を受け、救急隊のヘリに、手近にいた肛門外科のレジデント医ヤン・ジェウォン(チュ・ヨンウ)を引っ掴んで乗りこむ。
救命のためのゴールデンタイムを無駄にする事なく、機内で躊躇なく高度な処置を行い、病院に着くやいなや神技の速度で手術を行う。
【何が何でも、目の前の患者を救命する】
という彼の情熱と行動に、ヤン・ジェウォン、そして重症外傷センターの看護師チョン・ジャンミ(ハヨン)、麻酔科医で元々外傷センターを志していたパク・ギョンウォン(チョン・ジェグァン)は惹かれて、チームとして重症外傷センターの再建に救命にペク・ガンヒョクとともに走り出す。
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一方、ガンヒョクを押しつけられた感の病院の経営陣。
重症外傷センターは経費が大きく、経営的には規模を縮小⇒いずれは廃止したいと考えていた。
保健福祉庁長官からのゴリ押しや、ガンヒョクが【病院の既存のルール】を『救命最優先のためにガン無視』することを不快に捉えて、病院長や経営担当の役職の教授たちはガンヒョクの追い出しに暗躍し始める。
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重症外傷医版《ドクターX》とでも言おうか。
ただ、ガンヒョクは救命への揺るぎない信念と情熱で、誰よりもタフで、そして実は誰よりも純粋に医師になろうと思ったキッカケの心のままに突っ走っている。
だからこそ、若い医療従事者や救急隊の篤い信頼を勝ち取るのだ。
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既存の秩序と利潤に執着する側のキャスト陣も、信頼と実績のベテラン勢。
全力で憎たらしく演じきって、だからこそ視聴者はガンヒョクと彼のチームをよりいっそう応援したくなる。
術前処置や手術シーンがガンヒョクの腕の天才性の見せどころなので、私のようなシロウトにはけっこうリアルに見えるし、みんな血まみれ。
でもサイコパスの残虐殺人シーンとは違って、救命のためなので耐えられた。
救命のヒーローたちの笑えるやり取りは、緊迫したシーンとの対比で絶妙。
激推しです!!!
ぜひ!ぜひ!ぜひ!
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ではまた。