幼児向けオンライン英会話の活用方法模索②

①からだいぶ間があいてしまい、その後どうしているかの更新が遅れてしまいましたが、バンコクでは3度目のロックダウン‥学校閉鎖ということでまたもや多くの子供たちが自宅学習を強いられています。本当に可哀想。

そして我が子に試しているオンライン英会話ですが、結論から言うとネイティブキャンプは退会しました。そして新しいものを始めました。何をやっているかは後程詳しく説明します。

それにしてもネイティブキャンプ、惜しい。凄く便利だったし、子供好きな優しいフィリピン人が多いからベストチョイスだと思ってました。好きな時間に始められて授業受け放題、そして10分15分という短い時間のつもりで始めて調子づいたら25分フルで受けられる。気の移り変わりの早い子供にもとても使い勝手が良かった。

でも、やっぱり商売であるためか、予約なしですぐレッスンを受けられる状態になっている先生は、どうやら初回だけというトラップも多々。2回目以降は常に取り込み中として表示され、予約料を払って先の時間で予約しないと取れない。娘が大好きなテディベア先生なんて本当にひどくて、いつもガラガラのようなのに、2回目以降は常に取り込み中。予約するには早くても30分以降の時間となり、開始するころには子供もやる気を損ねていてフリートークもグダグダ。子供がその気になったらすぐ始められるのがネイティブキャンプのメリットなのに。。追加料金はいくらでも払うから今すぐレッスンをさせてほしかった。今すぐレッスンができないネイティブキャンプは我が家には全く意味をなさない!(感情的)

そのような旨を退会理由に書き連ねて退会しました。結局1か月だったかな。

その後、しばらく間をあけ、学校が休みになると英語に触れられない期間も増え…さてどうするかと思っていたころに出会ったのが、Outschoolです。

(この記事の下の方に、新規登録者へボーナスクレジットが追加されるリンクを貼っています)

たまたまInstagramの広告で見かけたどうやら米国発のオンラインスクールのマーケットプレイスみたいなもの。Zoomで参加します。ざっと説明文を見るとなんだかインターのオンライン授業に似てるなぁと思いつつ、でもサンプルに出てくるクラスはなんだか時間が合わなそう…(アメリカのカリフォルニア時間にユーザーが集中している感じがある)と思いつつ様子見すること1か月。このときはまだスマホで見ていたけど、ふと思い立ってPCを開いたタイミングでOutschoolを改めて検索してよくよくHPを見てみたら、とにかくSIgn upしろ!無料だから!クラスの全貌がわかるぞ!そのあとクラスをうけるなら課金だ!とかざっくり書いてある(嘘。もっと丁寧)ので、おそるおそる会員登録して中身を見てみた。

めっっちゃたくさん授業やってる!どれもだいたい25分、プライベートもあるしグループレッスンだと2-6人と多すぎず少なすぎず。

一番小さい3歳児クラスでもかなりの数のクラスが開校され、人気のものはもちろん満員。残り1席のクラスも多々、なんだけれど、もっと授業増やしてほしい!この時間枠も欲しい!みたいなリクエストを先生に送れるようにもなっているみたい。1回の授業あたり8ドル~20ドルと幅があり、継続型のSubscribe制もあれば単独コマでとれるものもある。継続のものも途中退会は自由に可能。そして肝心の授業内容はまさに求めていたような「インターの対面でやってるようなクラスの雰囲気をオンラインにもってきてる」感じ!

正直、フリートークだと語彙力が3歳児レベルの我が子(3歳だからね…)だと限界があるし、①でも述べましたがナーサリーみたいになりがちで、幼児向けグループレッスンがオンライン英会話の中に追加されないかなぁと調べていたこともあり(でも結局Google検索では見つからなかった。それについてはまた後述します…)、渡りに船!!!と飛びついて、さっそく翌朝娘に受けさせることにしました。

1番最初にとったのは、3人子持ちアメリカ人のPlay Dohを使って形や色、数を教えるクラス。3-5歳向け。こちらで用意するものはねんどのみ。色はあるものだけでおっけ。

そもそも娘はねんどで遊びたいモードになっていたので、さくっと5分前に予約してiPad準備してzoomでつなげてみた。娘もノリノリ状態で開始したので絶好調ではじめの挨拶。でも問題はいつまで続くか…と思って横から見ていたら、先生がすごく子供の気を引くのが上手で娘は最初から最後までずっと集中し、英語の発話も繰り返し、25分爆笑しながら終了。終わるときなんて「もっとやりたい!!」とごねるほど。私の方がびっくり。あとから調べたら(5分前予約だったので先生について詳しく見ていなかった)、現役幼稚園教諭のアメリカ人で、週末のみOutschoolで副業しているみたい。先生として経験値もあってそりゃ上手なのは納得!ですが、それ以上に人柄がよくて娘のやることなすことにすべてポジティブリアクション、とにかく褒める!間違っててもそのアイデアいいね!とほめる、指示通りにやってなくても上手に拾ってくれて最後うまくまとめてくれる。ああ…これだこれ。私の求めていた先生。同時に受けていたのはたぶん台湾人かな?の4歳くらいの女の子で、先生の指示通りに動けていた優等生みたいな子だったけど、それも娘にとっては良い刺激になったと思う。しかも後からわかったのが、授業はRecordされておりいつでも見返せる…!自動スクリプトで文字起こしもされているので聞きとれなかったところはそこを見ることも可能。

味をしめた我が子はたてつづけに粘土のクラスを志願しましたが幼児向け粘土のクラスは日本の稼働時間に開催されているのが少ない…なので彼女的には不本意かもしれませんがPhonicsやPre-Kのクラスを予約し、なんとか頑張ってくれています。現在、週3で25分のクラスを受講しています。授業で使うワークシートは事前にダウンロードできるので、うちの子はiPadとApple pencil(ワイの)でモニター越しの先生と会話しつつ書き書きしてます。現代っ子だわ。でもこれでも週1対面英会話教室に通うより安上がり。日本に帰国してからの英語維持はオンラインで十分だと思いました。

Outschoolに興味がでた人はこちらのリンクから飛んでもらえると$20のクレジットがもらえます。中身覗いてみるだけでもぜひ。

さて、この話も終盤にさしかかってきましたが、子供むけ英会話、グループレッスンを検索してもなかなか出てこなかった…という件について最後触れたいと思います。今回の娘向けのオンライン授業との出会いが難しかったのは、もともとオンライン英会話として調べていたので、Outschoolはそれに該当しなかったということは大きいと思います。なので直接は関係しない話ですが、そこから派生して個人的に問題提起したいことがあります。

それは、日本語でのインターネット検索には限界があるということを、私たちは(特に親は)肝に銘じておかなければならないということです。日本語のWebサイトの数は英語のそれに遠く及ばないし、その中でサービスを調べてもそもそも日本人をターゲットにしたビジネスしか出てきません。もっと言えば、情報も曲げられてる可能性があります。子供向けの英語教育についても、良し悪しの話など多くの情報がネットに載っていますが、それらは本当に信用に値するのか疑問に思うような記事もあります。

私がそれに気づき始めたのは、居住するタイで調べものをする際、日本語で検索するより英語で調べる方がきちんと精査された情報にたどり着くと感じたことです。正しいかどうかはわかりません。タイ語で検索したり、タイ語の文章を読むほうが正しい場合もあるでしょう。でも、精査されるというのはポイントで、やはりそれにアクセスする人の数が多いと間違った情報には指摘が入るし、いわゆるタブーなどの言ってはいけないことや配慮すべきことを適切に書いてあったりします。でも日本語のページは…ほんと酷いものもありますし、古い情報も余裕で出回っています。何より、日本に住んだことしかない日本人が、初めての海外であるタイで、タイ語も英語も話せない中で日本語で得られる情報だけであーだこーだ批評しているのは、なんの意味も成さない根拠のない情報でしかないと感じていました。

何かわからないことや心配なことがあった際に、日本語だけで検索することは情弱になりかねないと私は思います。今回のオンラインスクールの件でもそう思いましたし、また、こんなことを言っては怒られそうですが、日本に住んでいる皆さんも、和訳された情報を信じすぎない方がいいです。育児法だったり健康情報だったり、日本語以外にもたくさんの言語圏で同年齢のママやパパが困っていてお互いに支え合っているので、日本語で調べて納得のいく回答を得られなかった場合、英語版知恵袋を見てみるのも手です。同じ人間なのだから、体調も出産も育児も、的外れな情報はないでしょう。また、街中で言えることとしては、例えば書店に並んでいる本も、日本語に訳されている本は世界に出回っているベストセラーの中でもかなり限られています。タイもそうですが韓国でも中国でも洋書は英語のまま読んでる人がほとんどです。それに日本語版のハーバードビジネスレビューは、ターゲットとなる日本男性ビジネスマン管理職以上が好みそうなネタしか和訳されておらず、一部からすればつまらないのも当然(怒られるぞ)。原本のHarvard Business Review をだまされたと思って検索して読んでみてください。Kpopやカルチャーネタのビジネスがらみの解説もたくさんあり、凄く面白いから!どうせ課金するなら原本へ。これは肝に銘じてください。

その流れで行くと、韓国人や中国人など、他アジアの非ネイティブの英語教育を知ることも、日本の幼児英語教育のヒントになると私は考えています。日本人同士だけで相談し合っても得られるヒントはワンパターンだと思いませんか。母語の特徴は違えど、違うからこそ新しく気づく日本の側面もあるので。

水について一番無知なのは魚。水の中だけを見て全てを判断しない方がいいです。

長くなりましたが、以上。