幼児向けオンライン英会話活用方法の模索①
一つ前の記事でなぜ3歳娘へオンライン英会話を試してみようと思ったかについて書きました。
①としていますが、失敗談はスキップして、現在のところこの方法で落ち着いているという方法をまずご紹介したいと思います。今後、娘の様子を見てどう変えていったかなどを②以降に記録していきます。
早速結論ですが、我が家の3歳児がやっているのはネイティブキャンプのフリートークです。ツールはiPad を使っています。主な理由や利点は以下の通りです。
予約なしですぐ始められる
ネイティブキャンプ最大の利点は予約なしで何度でも受講できることです。子供の興味は1分毎に移り変わり、集中力も短く、気分が乗ったその瞬間に今すぐ開始を押して始められることは本当に貴重です。うちでは基本的にフィリピン人の先生を選んでいますので、予約なし講師の選択肢が多くあります。また、子供に優しい・子供目線に立ってくれる人も多いです。ネイティブの先生も何度か予約してトライしましたが、比較的歳をとった人が多いからか娘は怖がって委縮しがちでした。また、ハスキーボイスの先生にもビビりがちだったので、声の高い若い女性の先生を中心に選ぶことが多いです。
まず時間は15分指定
子供の集中力は短いです。。しかもまだ3歳。慣れるまでは10-15分と設定して、先生との相性も見極めつつ(予約なしで始めるとだいたいが初対面の先生になるでしょう)、合わなそうな人であれば10分で終了しまた次の先生を探せるので気が楽です。また、指定した時間が過ぎても話が盛り上がっていればそのまま25分間続けられるので、そのあたりもすべて子供次第で調整しています。
フリートークにする理由
実は、昨年夏休み(当時娘は2歳)にも1か月ほどネイティブキャンプを試したことがあり、そのときは提供される教材を使ってのレッスンをしていました。数字や色など簡単な絵がついている教材は2歳でも問題なく使えそうで、インターでもそのあたりの言葉をよく覚えて帰ってきていたので復習にも良いと思ったためです。しかし、先生はきっと教材指定するとそれに沿わないといけないルールになっているのでしょう、横道にそれることなくひたすら教材に従わせるという自由のない英会話でした。そして2歳の娘がおとなしく集中し続けるかと言われるとそんなことはなく、5秒ごとに興味の対象がうつる状態でお互いに苦戦…娘もどんどん不機嫌になり、嫌だと逃げだす始末。楽しんで英語を話すとは程遠い悪循環となったため、思いきって教材を辞めることにしました。フリートークは間が持たないのでは?という懸念もよく聞きますが、3歳くらいになるとだいたい子供が自分の話したいことを持っているので、画面越しにお気に入りのお人形やおもちゃをひたすら紹介したり、おままごとをしたりと普段通りの遊びをして、先生に娘の行動一つひとつに英語で反応してもらうという過ごし方をしていると25分あっという間です。(ある意味、英語でマンツーマンの子守をしてもらってるような感じです。。)うちでは、今の時期は間違ってもいいのでとにかく英語を言葉にし続けて忘れないようにすることを目的としており、この方法は有用だと感じています。とくに、おしゃべりが活発になる2-3歳のころにはピッタリです。(親が相手するのも疲れるほどですので…)そのため講師には、英語力の質より子供好きで忍耐があるかどうかが問われます(少し申し訳ない気も…)
ただ、4歳近くになると子供によっては母語と違うものを人前で恥ずかしくて話せないと思うことがあり(インターでも年少から入った日本人の子供でたまに見かけました)、その場合はフリートークは活用できないかもしれません。そのため、4歳以上でその傾向がある場合は教材に沿ってレッスンしてもらうのも良いと思います。
iPadにした理由
iPadに至るまでは色んなことを試しました。リビングのテレビに大画面で出力したり、ノートパソコンをもってベットに座ってやったり、マイク付きヘッドフォンを付けたり(これは講師の先生がつけてるのを見て真似したがったため)。でも結局一番手軽なのはiPadでした。パソコンだとシステムによって(例えばZoom)使える機能が増えるので、アプリケーションによってはノートパソコンの方が相性がいい場合もあります。でもネイティブキャンプアプリに関してはiPadとパソコンで操作に大差なく、子供も手に取りやすいことからiPadに軍配が上がっています。テレビへの出力は当初は良いと思いましたが、子供が定位置に座らず歩き回ってすぐ画面アウトするため、椅子に座って画面に向かうほうが集中が続きやすいと判断しました。
ベビーシッター(ナニー)をオンラインで体験するという考え方
ネイティブキャンプは経験と教育を受けた先生に厳選されているというよりは、言葉を選ばずに言うと量産型になっている部分もあると思います。レッスンも予約制でない分即興となりますし、さらにフリートークなのでその場しのぎの会話にもなりがちです。ですが、こう言ってしまうと失礼かもしれませんが、英語の話せるベビーシッターと考えるとかなり有用に思います。私の住む国でも乳幼児期は英語の話せるナニーを雇って子供の英語教育の一環としている家庭があり、ナニーの多くはミャンマー人です。もちろんネイティブの正しい文法や言い回し発音に小さい頃から触れるに越したことは無いでしょうが、実際にそういった環境にするためには親がネイティブという子に限られるでしょうし、実際は多くの子供がミャンマー人の英語を聞いていたり、第二言語として週に1回など限られた時間で英語に触れています。子供が「今自分の相手をしてくれる人は英語を話す人だ」と認識できるなら、私はフィリピン人の先生で十分と考えています。
やってみての感想
現段階では、一日に1コマから多くて3コマくらい単発でレッスンを受けており、だいたい娘の気分が乗ったときに娘主導で始めています。娘としては、おきにいりのメイクアップ道具(のおもちゃ)やぬいぐるみを誰かに見せたいだけなのでしょうが、毎回先生も変わって娘本人も新鮮なようです。一つ難を言えば、娘は最近テディベア先生にもハマってしまい(テディベアは予約しないと受けられないので課金制)、そこだけちょっと悔しいですが、概ね満足しています。
サイクルが確立したら、25分の中でプログラムを決めてより活用できるように変えていこうと思っています。
本記事はここまでとなります。お読みいただきありがとうございます。