はしくれ
大人になれる気ないし
今! 現在、今!を まばたきの瞬きを 未だ待つ未来の空白とつないで
世界の両眼を その空白で塞いで 俺はカオスでいい
背伸びしてクロール 恥ずかしくなって 詩で殺す 地中に埋もれた夢は永遠であってほしい
意味なんて伝わんなくていいよ
君の端くれになってくれたらいい
まだわからない いつまでもこんななんだろうか
何者 とかどうでもいい
君の端くれ
それは勲章
心の目を 心で塞いで なにもない に支配させる
ほら 誰かの寝息や話し声が聴こえるし いくつもの毎日が入りこんでくる
引力の奇跡も感じられる
意味なんて 二とか三の次
俺は君の端くれがいい