アルバム「13」収録のABADDONです。意訳考察していきます。
聞きやすいメロディーなのに、すごい殺伐としていました。
「We made a deal~」の箇所のメロディーの強さが印象深くて
歌詞を読んでみて「こんな歌なの?!」と驚いた曲でした。
これは「俺たち」として、この世に生きる全員なのかなと思います。
これは戦場であるこの世で「俺たち」を駒のように使う存在(アバドン)かもしれないですね。
「奴ら」=「俺たち」で
無為な死を奨励して、死体に尊厳だけを与える約束をしているという。
これは、地獄というこの世に生きる「俺たち」が「アバドン」と交わした契約なのかなと思います。
血も魂の全て=生きてきて注いだ労力の全てを、尊厳として墓に入れたいという。
苦労の報われる尊厳ある死を約束されたい兵士=無駄死には嫌だという祈りもあると思います。
殺伐としている、、、
地獄の現場では尊厳なんてなくて、「死んだ後に母親に武勇を伝えればいいでしょ」というアバドンの視点。
無為な死を避けるには、敵とされるものを全員自力でぶち殺すしか、生存する方法がないという絶望と暴力性。
この世の地獄に気づいていない、現状を生ぬるく生きている人のことを「紳士淑女の皆さん」と礼儀正しく呼称しているのかなと。
そして「ようこそ」と言っている通り、ジェントルに案内されて見物気分で訪れた「紳士淑女の皆さん」が「同じ毒に侵されて戦場に生きる俺たち」の立場に成り代わる、ということかと思います。
どうでしょうか!
(Take my all the bloodsのところ、空耳でずっと
Take my older brother って思っていました、すみません)
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