記事一覧
【GIVEN BY THE FLAMES】ホラーとメタルが好きなあなたへ
タイトルを見て興味を持った諸兄は、まずはこのビデオを再生して欲しい。
R.I.P
サムネイルの画面に映る本物の悪魔みたいな風貌のボーカルが、このバンドのフロントマンであるWillianである。
この存在の説得力に圧倒された人は、メタルコアに親しんでこなかったとしても、きっと彼らが音楽で描くものを好きになると思う。
廃墟に迷い込んだバンドメンバー5人が、悪霊やらお化けやらに遭遇して逃げ回るこの
【喫茶店紹介】画廊喫茶Zaroff/退廃と美学の潜む五差路
以前より、画家である友人たちの展示が度々行われる場所として、その都度訪れていたザロフの記事を改めて書こうと思った時、この場所を正しく
(正しくというにも個人的な印象が入るものなのでどうしても語弊を含んでしまうものではあるけれど、私個人の受ける印象を誤解なく伝えるという意味での正しさとして)
伝えるために、はて、何という言葉が『相応しい』かしら、と考えてみて、掲題の言葉を思いつきました。
ザロ
【喫茶店紹介】純喫茶キラーズ/志を同じくする人に雨宿りを許す傘のような場所
何かの帰りに「まだ時間が早いし、キラーズに寄って帰ろうかな」と思いつくことがある。
そういう日は、人が多い場所に赴いたのに、誰とも打ち解けた会話を交わしていない日だったりする。
以前は、こういう時、自宅近くのバーによく足を運んでいた。
コンサートを見た後、映画を見た後、観劇の後など、何かを考えた日。
誰かに何かを聞いて欲しい時。
家に帰って一日を終える前に、今日思ったことを整理したい時。
キラ
【小説風BAR紹介】駒込VARIANT TOKYO
近年、薬草系のリキュールが流行っていると耳にした。
「何それ?」
「平たく言えば、ハーブのお酒だね」
「例えば?」
「有名なのはカンパリ。イエーガーやアブサンもそうだね」
バーで隣り合った男性は長い前髪を頬に流し、こちらを向かずにロックグラスを傾けた。
「それは? 今飲んでる黒っぽいお酒」
「……これは、ブレンデッドのアブサン。一口飲んでみる?」
これは何年も前の記憶である。
知人に連れ
【LIPHLICH】活動休止前最終ライブレポートNatural New Nix@神田スクエアホール_2024/2/24
暗転した会場内に、映画のフィルムが回る音が響く。
おもむろについたライトは青から赤へ色を変えた。
ピアノの音が重なる。
シンフォニーの重層で、「リインカーネーション」の『さあ繰り返そう』の部分が会場に満ちる。始まったばかりだというのに、もう大団円のような空気の中でメンバーが一人ずつ入場する。
最後に入場した久我さんがピンスポットでアカペラで歌い始めたのは「航海の詩」の英詞だった。下から上に舐める
【マイナス人生オーケストラ】曲が愛されている限り音楽は過去にならない
マイナス人生オーケストラは2019年に解散したヴィジュアル系のバンドだ。私は彼らのことを、LIPHLICHの対バン相手として2013年頃に知った。
両腕に蛍光の腕輪を何十本も付けて、両手全ての指にそれぞれ2つずつキラキラ光を放つ指輪を付けたマイナスの客席が、全員凄い笑顔で楽しそうに踊るのを見て、圧倒されたのを憶えている。
僕の神様
この歌詞の引用を一読すれば伝わると思うのだけど、マイナス人生オ
【THE YELLOW MONKEY】好きな曲まとめ
イエローモンキーの好きな曲をまとめます。
マイナー曲が多いので、公式引用難しいかなと思ったんですが
最高なことに、過去アルバム曲、公式が曲単位で上げてくれていました。
本当に最高。本当に最高です。ありがとうございます。
Love Sauce
なんて危うくてロマンチックでエロい歌なんだと思います。
イエローモンキーで好きな歌、一番はこれかもしれません。
他にこんな危うくてロマンチックでエロい歌を
【BUCK-TICK】好きな曲まとめ
見えない物を見ようとする誤解 すべて誤解だ
個人的にBUCK-TICKで一番に思い出す印象強い曲。あまり話題に上がらないのはなぜ。。
初めて聴いたときに驚いたことを覚えています。
ストイックなリフの導入からの、一言目の『宇宙へ出かけよう』の突飛さ、冷めた諦念を帯びた独白のような言葉、めっちゃくちゃ好きです。
当時若かったと思うんですけど、若い人の作った歌と思えない。
CANDY
『COSMO
【Guniw tools】大事なことは古川さんに教わった
幼い頃、私は「本当のこと」を知りたかったインターネットのない時代に、地方で過保護な少女期を過ごした私は、「世の中で、何を信じて生きたらいいのか分からない」という焦りに苛まれていた。
何を信じていいか分からない、という気持ちは、「世の中というものを知り、生きるための信じるべき価値観・標が欲しい」という不安感の裏返しだったようにも思う。
それから紆余曲折の時間が経って、私は一人の大人になった。
そ
【LIPHLICH】音楽好きを自認する人にこそ知られてほしい稀代のストーリーテラー
今こそ、LIPHLICHの話をしよう
LIPHLICH(リフリッチ)は、ここ十年にわたり、私が見続けているバンドである。
騙されたと思って私の話を聞いてほしい。
「信じる価値のある幻を描ける、今、日本随一のバンドがLIPHLICHだ」
と、私は伝えたいのだ。
信じなくてもいい。
知らないバンドにわざわざ興味を持つ暇な人はあまりいないのは分かっている。
ただ、以下のことに身に覚えがある人は特に