IBD患者の今宵の食卓 第十七卓
近所のスーパー2軒廻っても買いたい魚介類がなく、駅地下まで行ってなんとか食材見つけてきました。主食の米にまで及んでないんであまり大ごとになっていないのかもしれませんが、単に価格の高騰というだけでなくだんだんと食料難にもなってきているのではないかとさえ思えます。
お品書き 3月8日(夕)
・生ワカメとつぶ貝の酢の物
・エビと筍のガーリック炒め
・ボイルブロッコリー
・生本マグロの中トロたたき
・白菜と油揚げの煮物
・カブの漬物
・ハマグリの吸い物
・白飯(魚沼産コシヒカリ)
ツブ貝は生食用だったのですが80℃程度の湯で湯煎しました。ワカメは褐色の生ワカメを自宅で湯通ししたものです。
蜂蜜レモンで三杯酢にしてみたのですが、蜂蜜をこういう食材の調味に使うと嫌な味ではないのですが、少し作られたような人工的な味に感じます。蜂蜜を使った食材に「蜂蜜を使っている」という旨の能書きをよく見る気がするのですが、そういうこともあってのことかもしれません。蜂蜜を使っていると納得したうえで食べるとより美味に感じます。
下処理した小エビと朝茹での筍をオリーブオイルで炒めました。年末にミートローフ用に買って余った分を茹でて冷凍しておいたインゲンとマッシュルームとを合わせて下ろしニンニクを加えて炒めています。味付けには上記で湯煎したツブ貝の茹で汁も加えて炒めています。
ブロッコリーには単純にマヨネーズがよく合う気がします。最近はω-3脂肪酸(亜麻仁油か?)を使ったマヨネーズもあるようなので今後そっちも試してみようかと思っています。
いくらセールとはいえ安すぎる気もしたのですが見た目まともだったので買いました。いや、確かに偽りない感じの本マグロでした。
ただ、私はトロ、中トロより江戸時代の人のように赤身のほうが好きなのですが、この日はあいにく赤身がありませんでした。寿司屋でネギトロ巻きなら食べるので叩いてネギをかけネギトロ風にして食べました。
煮物も美味しく、同じ組み合わせで味噌汁にしても美味です。シイタケを加えてもまた美味しくいただけます。
安売りしていた時に買って冷蔵庫に入れておいたカブをエバラ漬物の素で3時間程度漬けました。カブは思いのほか漬かり易い食材です。もっと漬かり易いのはキュウリですが、その次がカブではないでしょうか?
キュウリ30分、カブ3時間、キャベツ白菜30時間と覚えておいたらよいのかなと思います。
ちょっと前までは千葉県産と中国産のハマグリが並んで売られていて、千葉県産のほうは中国産の2~3倍高い価格設定でした。写真のサイズの場合1個で400円位していたかと思います。
最近は中国産を見ることがあまりなく、それに比べ千葉県産がよく並んでいるのですが、価格がやけに安いのが気になってます。このサイズ3個で598円で買って来ました。もちろん消費者にとって安いのは歓迎すべきことなのですが、アサリの産地偽装の例があるのでちょっと不安に思いながら食べています。(気のせいかもしれませんが以前食べていた千葉県産のものに比べて最近のものはハマグリ特有の粘液がほとんどないように感じます)
この記事では何日かおきの食卓を断片的に切り取って紹介しているので、その辺が伝えにくいのですが、じつは作りおいていたものをそれぞれそれなりの周期で温めたり加工したりして使っているので一度にゼロからこれだけのメニューを作っているわけではありません。
ワカメは前々日に湯通しして刻んでおいたもの、ブロッコリーとハマグリの吸い物は前日の仕事、白菜と油揚げの煮物やカブの漬物は数日前といった具合で、調理にかける時間は平均して1回30分からせいぜい40分程度だと思います。
今後ご紹介できる良い例があれば数日間の流れ的なものもご紹介できればと思っています。