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IBD患者の今宵の食卓 第二十八卓
梅雨の中のわずかな晴れ間を狙ってじゃが芋「きたあかり」の収穫をしてきました。
下の写真は収穫してきた芋をサイズ順に渦巻状に並べてみたものです。
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市場に多く出ているのは大きい方から4つ目か5つ目あたりまででしょうか?ただ実際に採れるのは重量でいうと大中小ほぼ同じくらいの量が収穫できます。つまり個数でいうと小サイズのものほど多く採れるのです。
市場にあまり出てこないのは見栄えがしないせいかもしれませんが、「きたあかり」という品種の場合あまり市場に出てこない小さめのサイズ、写真で言うと小さい方から2~3番目位のサイズが案外使い勝手が良いのです。
お品書き 6月14日(夕)
・じゃが芋のタラコ合え
・鰹のカルパッチョにんにくソース
・酢モズク
・仙台茄子の漬物
・あさり(北海道産)の味噌汁
・白飯(魚沼産こしひかり)
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小サイズの芋を自然に表面の皮が剥けてくる位茹で、茹でこぼします。皮は手で剥きやすくなっているので(火傷に気をつけながら)手で剥きボールに入れてオリーブオイルをややたっぷり絡めます。きたあかりは煮崩れしやすいのでこの時点である程度表面が崩れ和えやすくなっています。
あらかじめ用意しておいたタラコと刻みパセリを加え芋の形を残しながら軽く均等になるよう合えて出来上がりです。オリーブオイルはバターに変えても美味しくいただけます。
小さいサイズの芋の方が(当然ですが)火が通りやすく、マッシュもしやすいですし、シチューなどに入れるにも切らずにそのままのサイズで使えるので私は小サイズのものを重宝にしています。
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亜麻仁油、青じそドレッシング、すりおろしにんにくを混ぜたドレッシングをかけています。
鰹は江戸っ子も好んで食べた魚ですし、比較的安価でたくさん食べたい魚なのですがプリン体が多く痛風の原因になりやすい魚だということを最近知りました。
私も治療を要するほどではないのですがたまに足の親指の付け根あたりが歩行できないほど痛むことがあり、医者に診てもらったところ軽い痛風なのではないかと言われたことがあります。そのようなこともあってプリン体の多い食材はほどほどな食べ方をしています。
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先日株主優待で漬物セットを贈ってもらったのですが、仙台茄子の美味しい食べ方というパンフレットが付いていて「小口に切って白ごまとすりおろし生姜で和える」と書いてありました。
白ごまはまだしも生姜なんかと漬物の酸味が合うのだろうかと半信半疑でやってみたところこれが予想外に美味しいくその後病みつきになってしまいました。茄子、生姜、白ごまのそれぞれの旨味をお互いが引き立たせていて、このレシピを生んだ方は味覚の天才なのだなと感心しています。
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北海道産のあさりです。本州のものより型が大きく模様も明らかに異なります。北海道としか表示されていませんでしたがおそらく道東産のものでしょう。
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実は先週北海道を旅行してサロマ湖の方にも行ったのですが、ここでもあさりは獲れるようです。ただ、サロマ湖は牡蠣や帆立の方が圧倒的に水揚げが多いようであさりはオホーツク側ではなく厚岸のような太平洋側に多いようです。
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もずくなんて日本全国どこにいっても食べられそうな食材なのですが北海道旅行中についに一度も口にすることができず、帰ってきてからは堰を切ったかのようにがばがばと食べています。
まあスーパーで売られているものの大半は沖縄産なので、さすがに北海道の都市部以外で沖縄産のものはなかなか口にできないのだろうと思いました。
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例によって株主優待でもらったものでたぶん買えばとても高いのだろうと思います。今は自分でお米を買うことはほとんどないのですが、自分のお金で買っていたころは価格と味とのバランスの良い「あきたこまち」をよく買っていました。
それにしても海外旅行でインスタントラーメンとか、日本の何かの食材が食べたくて仕方なくなるみたいなことはありがちなことですが、まさか国内旅行でもずくが食べたい、でも食べられないみたいなことになるとは思っていませんでした。ただ今回は飛行機ではなくフェリーでの往復だったことも食に不自由した大きな原因だったかもしれません。