徒然なるままに#2
2日目。新年早々、三日坊主にならないことだけがきがかり。
今日は好きなお酒について書いてみる。
「アブサン」
社会人になって約3年。行きつけの○○に憧れていた自分は その代名詞ともいえる行きつけのBarなるものに強い憧れがあった。
なんやかんやあって、行きつけのBarができ、好きなお酒ができた。
その一つが「アブサン」。いわゆる薬草系のリキュールの一つ
ニガヨモギを使うことが特徴で18C ~19Cにヨーロッパを中心にかなりの流行をする。非常に安価だったことから、当時のフランス画家などは好んで飲んでいたらしい。しかし、ニガヨモギの香味成分である「ツヨン」に幻覚作用や中毒作用があるということで20Cは製造が禁止されていたお酒である。※一部の地域では制約はなかった。
しかしこれで終わらないから歴史は面白い。愛好家も多かった「アブサン」禁止されたからといってすべての人が諦めるわけではなかった。「アブサン」に近い風味のお酒として造られたのが「パスティス」(:仏 似せる、模倣の意)である。初めて「アブサン」を商業化したペルノー社の銘柄「ペルノー」は現在ではパスティスを指す。※厳密にはペルノーはアニス酒にあたる。また「アブサン」をわざわざ「ペルノーアブサン」と分けて使うことが多い。
一方で原産国であるスイスではアブサンの代名詞である緑色(緑の妖精、緑の詩神といわれることもある)を透明にすることで規制から逃れようとする動きもあった。 ※透明なアブサンをブランシェという...らしい
そして1981年にWHOから一部規制が解除され、アブサンが市場に再度流通することになった現在、スイスにおける「アブサン」は「無色」という認知が定着している。100年の月日は人々の認識を変えたのである。
真実(史実)はどうであっても目の前の事実を切り取り方、とらえ方によっては、人々の認識自体も変わってしまうものである。大切なのは
・全体像や流れを抑えること
・今現在の情報がすべて正しいと思わないこと
・違う視点の考え、情報を大切にすること
なんだと思う。
まだまだ内容がまとまらないけどそんなことを考える今日この頃
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?