4月17日からの公認心理師試験必勝法
こんにちは。臨床心理士/公認心理師/精神保健福祉士のまりぃです。
大学院を終了してまだ一桁年の若輩心理職で、臨床心理士試験・公認心理師試験のダブル受験生応援公式LINEやtwitter、Instagram、YouTubeを運営したり、公認心理師受験生応援LINEスタンプを販売したりしています。
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さて、いよいよ4月が終わりますね。みなさん、試験勉強はいかがですか?
最近、「今から勉強を始めます」というお問い合わせが増えてきました。そこで今日は「今から公認心理師試験の勉強をするには」ということについて私見を述べてみたいと思います。
受験資格の確認
とにもかくにも、まずはこれです。出願はお済みですか?公認心理師試験の受験の出願はもう終了していますので、これをクリアしていない方はどうしたって受験できません。
では、「出願したよ〜」という方は以下にお進みください。
立ち位置の確認・基本道具
次に、あなたの現在位置を確認します。
まず、公認心理師試験は、来年度からは「大学+大学院」で公認心理師養成課程を経た方々が受験するものになります。つまり厚生労働省が考えている「本来の受験生」は、なんと6年間も心理学を学んだ人たちなんですね。薬学部や医学部並のイメージです。(私も大学は心理学部ではないので、学部からの心理クラスタへの敬意を込めてこれを書いています)
そして、今年度も、大学+大学院終了の方々は当然受験するわけです。あなたは彼らと同等の知識を持っていることを証明しなくてはなりません。(本来、知識だけでは良くないはず……という議論は一旦ここでは横に置きますが、大切な話だと思っています)
(大学院まで修了している方は、安心してください。今から必死にやればきっと合格できます。だって、下積みの知識があるのですから。
なので、この記事は軽く読み飛ばして、早く過去問を解きましょう。本番までに、3周、問題文解説文含めてすべての単語を説明できるくらいまで調べて覚える、それだけですよ)
と、いうわけで、超基本道具として「過去問集」を一冊お手元にご用意ください。
河合塾KALSの通称「赤本」または翔泳社の通称「青ペンギン」どちらか一冊で結構です。
パラパラと見ていただいて、どうでしょうか?馴染みはどれだけありますか?
おそらく、後半部分は馴染みのある方も多いと思うのですが、前半7~9章の基礎心理学や、14章の査定などは、なかなか見覚えがないところではありませんか?
とりあえず一周
というわけで、とりあえず過去問を一周してみてください。
4月中に、必ずです。
基礎心理学は大学でしっかり学ぶ範囲、査定や心理療法は大学院で実践や倫理含めてしっかり学ぶ範囲です。
語学系や数字を扱う系、その他の、ある程度の知識量や技術を証明するための資格試験とは異なり、「大学+大学院で知識+実践を経た人に対して、心理療法や心理査定を行えると国がお墨付きを与えてよいのか判断するための試験」ですので、気軽な資格試験とはいえません。
一周してみた上で、ここから5月6月と7月の半分、2ヶ月半で、この資格を取るために勉強できるか、立ち止まって考えてみましょう。
勉強時間の確保
殆どの方が毎日お忙しいでしょう。では、その中でどれほど時間を確保できますか?
繰り返しますが、6年間心理学を学び、実践してきた方々に追いつくためには、かなりの時間を真剣に割く必要があります。
確かに、試験対策テクニックをフル活用すれば、きっと合格点にはたどり着けるでしょう。でもそれは、6年間心理学をやってきた方々が用いるべきテクニックであって、基礎を学んでいないものが用いるものではないと思うのです。私も先述のように心理学部をでておりませんので、大学4年間心理学を学んだ方への敬意として、基礎心理学から学びなおしました。
だから、あまりに忙しい方。
朝一時間、夜一時間割くのも難しいという方は、各種予備校さんの用意した時短コンテンツに課金して、超・効率よく勉強していくのが1番良い方法です。
平日に3時間、休日はフルで使うくらいの覚悟がある方は、閑話休題を飛ばして「過去問を最低でも3周しよう」にお進みください。
閑話休題
「〜〜だからそんなに時間を割けない」という方には、一度立ち止まって、優先順位を考えることをおすすめしています。
時間を割けないということは勉強できないということです。勉強できないということは、勉強しないということです。
勉強しないということは、知識を取り入れることをしないということです。
知識を取り入れないということは……もうお分かりですね。厚生労働省がこの資格を与えたいと思っている基準に満たない、ということです。
ところで、基準に満たない勉強時間しか確保できないのは、あなたにとって他に大切なものがあるからではないでしょうか?
それを大切にすることは、悪いことでしょうか?
逆に言えば、その大切な何かをおざなりにしてまで、この資格が必要ですか?
しっかり考えていただいて、それでも「公認心理師試験を受験する」と決めた方は、以下へお進みください。
過去問を最低でも3周しよう
さて、結構ハードな勉強時間を指定して、何をするようすすめるのかと言いますと、「過去問」です。
4月に一周した過去問を、今度は問題文・解説文に出てくる用語すべてを調べて覚え込む勢いで、あと3周します。
と言ってももう時間がないので、調べ物をしながら普通に3周は難しいでしょう。
ここでおすすめなのが、2周めをしながら3周目もする方法です。
つまり、ある範囲を朝、調べ物をしながら解きます。
この時調べたことはテキストに書き込んでおくと良いですね。
そして、夜帰ってきて、全く同じ範囲を解き、問題文解説文にでてくる用語すべて説明できるか確認します。分からなかったら、朝調べて書き込んだ資料を見て確認する。
これだけです。忘れる前に復習できますし、一日に同じ範囲を2周できます。
この方法で、できれば5月中、難しければ6月半ばまでには2周目(しながら3周目)を終わらせます。
あとは7月最後までにもう一周。過去問周にでてくる言葉は、全部説明できるくらいまで、一問も間違えないようにやりこむ!
以上です。
ちょっとした時短勉強法
もっと詳細な勉強方法は、以前のnoteにも書いておりますので、ご参考まで。
ただ、以前のnoteは時間のあるバージョンの勉強方法なので、今回は少し時短方法をお伝えします。
まず、調べ物。
参考書を開いている時間すらもったいない、という方はインターネットがおすすめです。このとき、過去問の解説サイトが一番良いでしょう。先人が必要な知識をあなたに代わって調べてくれています。
これを、あなたのテキストに追加で書き込んでいくと、あなただけの超一冊ができますよ。
次に過去問の周回。
調べ物をして解き終えたら、次に解く時、「問題文解説文にでてくる用語がすべて説明できたもの」にマルをつけておき、その次からは丸のついた問題は飛ばします。
もう完璧な問題に時間を取られる必要はありません。覚えていないもの理解できていないものを繰り返しましょう。
このようにして、時間を短縮しつつ、繰り返しますが「試験本番までに過去問は3周」「すべての単語を説明できるまで、一問も間違えなくなるまで」やりこみます。
これで、あなたは公認心理師試験に合格できます。
やれますか?やりますか?
結構ハードなことを言いました。
だって、6年間勉強してきた人に追いつこうっていうのですから、それなりの努力は必要ですよね?
逆に言えば、努力せずに合格できるのなら、6年間学んできた方に失礼では有りませんか?
なんていって、まあまあこれくらいの努力で合格できちゃうのが資格試験です。だからいろんなご意見が出るわけで……それは諸先輩方や厚労省におまかせしましょう。
あとは、やるかやらないかだけ。
できますか?やりますか?
やりましょう!!!!さあ、今すぐ。
あなたの合格を、心から願っています。