
貧血の見方
こんにちは😃まるです!
貧血について、調べる機会があったのでnote書きます!
貧血って聞くと鉄が不足してるから、単純に鉄を補給しようと思ってしまっていました…🤦♀️
もう少し考えたらタンパク質も摂る必要があるなぁとか。
でも実際はもう少し考えなければいけない事があるんですよね!
採血データの見方
まず貧血は、血色素量(ヘモグロビン、Hb)の数値で判断します。
一般的には10.0g/dl未満で貧血。
今までの私はこれだけでした。
でも実は、この他にとても大事なデータがあったんです!
それはMCV(平均赤血球容積)!簡単に言えば赤血球の大きさ。
この値が「90-100」で正球性、「110以上」で大球性、「90以下」で小球性。
101の時は?とか90ぴったりは?とかそんなことは気にしない😑
これを貧血と合わせて見ると、正球性貧血、大球性貧血、小球性貧血とかに分類できます!
栄養管理が有効なのは、実は小球性貧血のみ‼️(たぶんですが…、詳しい方コメントで教えて…)
貧血の種類
1️⃣小球性貧血
主に鉄欠乏やタンパク質欠乏なので、鉄補給やタンパク質多めの食事で改善が見込める!
2️⃣正球性貧血
主に腎機能障害が原因で起こります。
造血ホルモンのエリスロポエチンの影響とか、白血病とかも原因になります。
なので、特に鉄が不足してるとか、タンパク質が不足してるとかは関係ないんですよね。
3️⃣大球性貧血
これは別名、「悪性貧血」‼️
ビタミンB12の欠乏でなります。
栄養素の欠乏なら栄養管理有効じゃないの?って思いますよね。
実はビタミンB12は体にプールされている量が必要量よりも多いので、滅多なことでは欠乏することはありません!
それが欠乏してしまうということは何か重大な原因があるんですよね。
その原因とは胃の全摘出‼️
ビタミンB12は胃から分泌される内因子(キャッスル因子)と結合し、初めて吸収できる形になります。
なので、胃を取ってしまうと内因子が分泌されずビタミンB12を吸収できなくなってしまうんです!
とは言っても、胃を取っても体内プール量が多いので、すぐには欠乏しないと言われてます。
一般には5年後とかに欠乏症状が出てくるそうですよ!
これの対策は、ビタミンB12を注射します!
口からビタミンB12を摂っても吸収できないんで意味がありません、、、
これは管理栄養士の栄養管理の範疇を超えてますよね…😢
対応・まとめ
これらのことを踏まえると結局「貧血」には、鉄とタンパク質を補給することがメインになるのかなって思います。
しかし今回の学びから、意味がないのに鉄やタンパク質を強化することは無くなりそうです笑
MCVの見方がわかれば、貧血に対して考えが広がるなぁって思いました。
以上です!
コメントで他にも大事な数値や初見など教えてください!とても勉強になります📚📖