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週刊 僕たちのフィロソフィーvol.13【僕たちの見てる"世界"】
今日は、この私たちの見ている「世界」の話をしようと思う。
この世界、簡単に言ってしまえば「鏡写しの世界」と言えるようなものになっている。
では「鏡写しの世界」とはどんな世界か。
それを話す前に「自分自身」という存在についての説明をしよう。
「自分自身」という話抜きに「鏡写しの世界」は語れない。
🎈自分の中には色んな自分が存在する
自分というのは一人ではない、一つの人格で構成されているわけではない。
正確に言えば、その瞬間瞬間で違う自分になるということ。
例えば、
家族といる時の自分
親友といる時の自分
友達といる時の自分
学校にいる時の自分
会社にいる時の自分
それぞれ、考え方や態度や話すことは変わってくる。
同じ言葉を複数人から貰っても、その時々で受け取り方も変わってくる。
昨日の自分
今日の自分
明日の自分
これらもそれぞれ異なる自分なのだ。
これらについては、BTSのIDOLという曲中でも歌われている。
上の動画は韓国語で歌われているものなので分かりにくいが、日本語verもあるのでその歌詞とAppleミュージックのリンクを貼っておこう。
俺の中に 色んな自分が何人もいる
今日も違う自分がいて
自分をさらけ出していく
(どうせ全てが俺なんだ)
悩まないぜ先へ
🎈鏡写しの世界
さぁ、自分というのは一人ではない、一つの人格で構成されているわけではない。
その瞬間瞬間で違う自分になる。
これを知っていただいたところで今日の本題に入ろうと思う。
私たちの見ている世界とはなんなのか?
それは「鏡写しの世界」だ。
この世界は鏡になっている。
鏡とはどういうことか・・・?
私達は他を見ることで自分を見ているんだ。
この世界に存在する人は、全てある瞬間の自分自身を表している。
怒りっぽい人
すごく優しい人
すぐに泣き出してしまう人
あれが嫌な人
これが好きな人
自分がどんなに尊敬する人も、苦手な人も、ある瞬間の自分自身だ。
自分もそれらの人と同じような側面を持っている。
それを普段表面に出しているわけではないだろうが、自分で自信を持てない部分だったり、嫌い隠し持っている部分だったりするのだ。
🎈全ての人を愛すということ
そこで、最後にこんなことを考えてみよう。
人はよく「みんなを愛したい」「全ての人を愛したい」と言ったりする。
これを先程の「その瞬間瞬間で違う自分になる。」という定義に当てはめて考えてみよう。
するとこんな方程式が見えてこないだろうか?
全ての人を愛す=どんな自分も愛す
全ての人は「ある瞬間の自分」。
ある人を嫌うということは、ある瞬間の自分を嫌うということ。
ある人を愛すということは、ある瞬間の自分を愛すということ。
「人を愛すためにはまず自分を愛すところから」とよく言う。
それは正しいのだが「自分を愛す」というのがよく分からないという意見をもらうことがある。
そんな時は「他人を愛せば良い」のだ。
コロンブスの卵のような話になってしまうが、自分を愛すというイメージをするよりも、他人を愛すというイメージの方がしやすい人は多いだろう。
無理にでなくてもいい。
急がなくてもいい。
自分を愛すのが難しいならば、ゆっくりゆっくり、多くの人を、そして多くの自分自身を愛してみて欲しい。
そうすれば、世界がまた少し今までとは違って見えてくるのではないだろうか。
🎈今回のまとめ
この世界は「鏡写しの世界」となっている。
全ての人は「ある瞬間の自分」。
ある人を嫌うということは、ある瞬間の自分を嫌うということ。
ある人を愛すということは、ある瞬間の自分を愛すということ。
全ての人を愛す=どんな自分も愛す
もしも自分を愛すことが苦手な人は、他の人を愛す意識をしてみると良いかもしれない。
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