見出し画像

体が冷えるってどういうこと??

だんだん寒くなり、冷え性の人は、つらくなる季節ではないでしょうか??
でも、よく考えてください。
人間は恒温動物。一定に保たれているはずなのに・・・
冬は体が保温されるはずなのに、なぜ、人は冷えに苦しむのでしょうか??
そもそも、冷えるとなぜ、しんどいのでしょうか??

まず、なぜ、冷えがしんどいのか。
体の生体反応は、酵素反応だから。
酵素とは「酵素は選択的な触媒作用を持つタンパク質を主成分とする生体高分子物質」で、酵素反応とは、酵素が触媒する生化学反応である。
簡単に言えば、酵素によって、食べ物が分解され、エネルギーが作られ、筋肉が動いている。つまり、酵素が生命活動を支えています。
で、その酵素、活動最適温度があり、それが、37℃前後。
つまり、37℃ないと、酵素反応が鈍くなると同時に生命活動も鈍る。
つくられるエネルギー量も減ったりして、何となくしんどくなるのである

で、なぜ冷えるのか。人体を物体としてとらえると簡単に3つの原因が考えられる
1. 熱がつくられない(熱産生不足)
2. 熱が循環しない(熱循環不足)
3. 熱産生量より放散量の方が多い(熱放散過多)

人体の熱を伝えているのは血液です。そのことから、
これらの理由を考えてみると

1の理由は、そもそも人体の体力が不足して、熱が作られない
熱が作られなければ、身体はもちろん冷えます

2の理由は、熱は上に上がる性質があるため、足元まで熱を伝えているのは血液。人体は温水パイプで全体を温める韓国の「オンドル」のようなもの。温かい血液を全体に回すことで、温まりますが、血流が悪いと足元まで、温まりません。

3の理由は、手足がほてっていて、熱がそこで放散されてしまうので、熱産生がおいつかず、身体が冷えてしまいます。
なぜ、ほてってしまうのかというと、貧血のように、血が不足すると、末端に十分な栄養や酸素をおくるため、輸送速度を早めることで、なんとか補おうとします。そのため、血液循環が早くなり、温水が届くスピードが速くなるので、手足は火照ったかんじがしますが、火照ってるということは、外に熱が放散されます。そもそも血が不足しているので、熱産生能力も低く、熱産生量より、熱排出量の方が多くなります。

このように考えると、冷え対策は、自分の冷えタイプに合わせる必要があります。

例えば、熱放散過多の人が、腹巻したところで、手足から放散されていくので、意味がありません。

冷えで体調を崩されている方は、自分の冷えタイプをしっかり知って、タイプに合わせた対策をしていく必要があります

良かったら、当院(マリー鍼灸院~女性専門鍼灸サロン~)にご相談ください(^_-)-☆


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?