感染症の発熱は敵ではなく、味方です
発熱したというと、すぐに熱を下げようとする人が多いと、前々から思っていました。せっかく上げているのに、なんでだろう?と不思議でしたが、
自分なりに、こうではないか!!と思い始めたので、
シェアさせてください。
私見です(^^♪
発熱には、2種類あります。
自分の内に原因がある内因の熱と外に原因のある外因とがあります
内の原因とは、ストレスや過労、慢性病によるもの
外の原因とは、いわゆる急性の感染症の場合です。
内因の場合は、必要のない熱で、自分の体を傷めているので、
すぐに熱を下げていく必要がありますが・・・
外因の場合は、必要ある熱で、自分の身体を病原菌から守るための熱なので、すぐに下げてしまうと、病原菌の増殖を助ける場合もあり、
病気が重症化する可能性もあります。
では、なぜ、発熱するのか?
筋肉を振動させて、熱を産生して、血管を収縮して熱放散を防いで・・・
全身で、頑張って発熱します。
ここで、もしかして、熱を下げたがる人は、熱は、病原体が起こしている。つまり、身体によくないことだお勘違いしているのでは?と思うようになりました
病原体が発熱させて、身体を苦しめていると思っているから、解熱剤等で、
熱を下げることで、病気を治していると考えているのではないだろうか?
と思うようになりました。
それは、全くの誤解です。
病原体の増殖を抑えるため、熱を出して、自分の身体を増殖しにくい環境に変えて、病原体の増殖を抑えているのです。
人間の病原体の増殖適温は37℃前後。
逆に言えば、37℃だからこそ、人間をターゲットにしていると言えます。
発熱することで、深部体温を39℃にすることで、
病原体の増殖は抑えられます。
このたった2度が、病原体には命取りになります。
病原体には自律神経系のような素晴らしい恒常性維持能力がないので、
この2度の違いで増殖できなくなるし、殺菌されてしまいます。
身体が発熱させるには、相当なエネルギーを使います。
筋肉や血管などに作用して、全身で熱を作ることに全精力を注ぎこみます。
せっかく、頑張って、身体が発熱させて、ようやく39℃に、体温をあげて、病原体の排除に成功しているところを。
こともあろうに、本人が解熱剤で一気に下げてしまったら、
身体はエネルギーを使い果たし、疲弊します
そこに、病原体は助かった~とばかりに、勢力を盛り返します。
だから、ぶり返すのです。
そんなことを繰り返していると、身体は混乱し、疲弊します。
だから、感染症とわかれば、ある程度、熱はだしきった方がいい。
けいれんや脳炎の合併症がない限り、脳への損傷はありません。
感染症の発熱は自分の敵ではなく、味方です。
熱を出し切ったあとは、身体のエネルギーをだいぶ使っているので、
疲弊しています。発熱後は熱が下がってから、1日はゆっくり寝ていましょうね。
だるさがとれないときは、お近くの鍼灸院へ
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