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英文精読のための3ステップ

ステップ1 分からない単語をチェックする

まずは、用意した英文を、最初から最後まで読みます。
ここでは辞書を使わずに、パッと見て意味が分からない単語や表現に印をつけていきます。
この時、分からない単語・表現についても分からないではなく、「もしかすると、こういう意味かな?」と推測しながら読み進めることが大切です。
この推測力が、テスト本番でも役立ちます。


次に、印をつけた単語・表現の意味を調べます。
自分で辞書を使って調べることで、その単語を覚える確率は格段に上がります。
なので、ここではまだ問題集などについている解説や日本語訳は見ないでくださいね。
 
また、単語だけでなく、その単語を使った表現を確認するのも忘れないようにしましょう。
例えば、メール文の最初の文
I am writing with regard to the position of project manager at your company.
の中で、regard の意味が分からないので、印をつけました。
regardを辞書で調べると、以下の意味が出てきます。
「(動詞)(…を)(…と)みなす」
「(名詞)心遣い」


しかし、これだけでは文を理解するのが難しいですよね。
こういう時には、その単語の前後に前置詞 with と to があるのに注目して、with regard toという表現の意味を調べるのが鉄則です。
with regard to …「…に関しては」という意味が分かれば、「あなたの会社のプロジェクトマネージャー職に関して…」と解読することができます。
次に、印をつけた単語・表現の意味を調べます。
自分で辞書を使って調べることで、その単語を覚える確率は格段に上がります。
なので、ここではまだ問題集などについている解説や日本語訳は見ないでくださいね。
 
また、単語だけでなく、その単語を使った表現を確認するのも忘れないようにしましょう。
例えば、メール文の最初の文
I am writing with regard to the position of project manager at your company.
の中で、regardの意味が分からないので、印をつけました。
regardを辞書で調べると、以下の意味が出てきます。
「(動詞)(…を)(…と)みなす」
「(名詞)心遣い」


しかし、これだけでは文を理解するのが難しいですよね。
こういう時には、その単語の前後に前置詞 with と to があるのに注目して、with regard toという表現の意味を調べるのが鉄則です。

ステップ2 文の構造を理解する

分からない単語・表現を調べ終わったら、一つ一つの文の構造を確認していきましょう。


文の構造を確認する、というと難しく聞こえますが、まずは、主語(S)と動詞(V)を見つけるということです。
基本的には、主語(S)と動詞(V)がどれかを把握できれば自然に文の全体像が見えてきますよ。

例えば、先ほどの、
I am writing with regard to the position of project manager at your company.
という文では、I が主語(S)、am writing が動詞(V)なので、それぞれの下に S、V と書き込んでいきます。
このS、Vが分かっただけでも、「私はメールを書いています」と、メールを書く目的を述べているんだということが分かるので、その後の文も解読しやすくなります。

もう一つ、例として、本文の二つ目の文を見てみましょう。
Please find attached my resume and two references from previous employers.

パッと見て、主語はどれ?と分からないかもしれません。
このような Please から始まる依頼文では、意味上の主語 you が隠れています。
なので、主語がない!と焦らず、「please って言ってるから、相手(you)にお願いしてるんだろうな、だから主語は you だな。」と思ってください。

そして動詞(V)は、findと他動詞なので、その後の文は目的語(O)であることが分かります。
一般的にfindは「見つける」という意味で使われますが、Eメールの場合は、Please find attached…というフレーズで「…(添付資料)をご覧ください」という意味になります。

さらに、このメールの添付資料は何かというと、続く文の中にandが入っているので、
my resume と two references from previous employers
の2種類があることが分かりますね。


このように、主語(S)と動詞(V)をチェックして、「誰が」「何をしている」のかを確認し、その前後にどのような情報が含まれているかを把握します。
これがステップ②です。

ステップ3 スラッシュリーディング

ステップ①②で単語の意味を確認し、文の構造を理解したら、いよいよ本格的なリーディングに入っていきます。
ステップ③では、文の中の意味のカタマリごとにスラッシュを入れていきます。

どこにスラッシュを入れるかについては、下記を参考にしてください。
l 句読点の前
l 前置詞句の前後
l 関係代名詞と関係副詞の前
l that節や疑問詞節の前
l to不定詞の前
l 接続詞の前
l 主語が長い場合にはその後
l 長い目的語や補語の前

スラッシュを入れる場所に正解はなく、自分が読みやすいと感じるところにスラッシュを入れることが大切です。
最初は細かくスラッシュを入れながら、慣れてきたら少しずつスラッシュを減らしていくこともできます。

慣れてくると、感覚的にスラッシュを入れられるようになってきます。
そして、自然と頭の中で文を区切りながら読むことが出来るようになります。

スラッシュを入れる位置については、この例を参考にしてくださいね。

慣れてきたら、スラッシュを入れなくてもかたまりで頭の中できれるようになります。

そうしたら、スラッシュリーディングを頭の中でやるわけです。
それはサイトトランスレーションと言われる通訳になるための訓練の一つです。

語学は、コツコツと積み重ねれば必ずできるようになります。

英語を使える日本人が増えますように。


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