さくらさく 不思議な出逢い
数年前のさくらさく春の日
『〇〇さんをお招きしてランチ会をするのできませんか?』
そんなお誘いを受けました
普段なら断る感覚の誘われ方だったのに
たまたまお休みの日
仕事でこれから関わるし行ってみるか。。。
と、全く乗り気でなかった
会場についても
やっぱり来なかったらよかったかも
なんて思うくらいで
数人集まっている部屋に行くと
まだ、その〇〇さんさ来てなくて
知らない方とザワザワと会話をしていると
『あーこんにちは』
そう言って笑顔で入ってきた
スーツを綺麗に着こなして高身長な紳士
とても爽やかな彼に一目でひかれた
とっても素敵な人
でも
私とは住む世界の違う人
素敵だけど、私とは違う人
そう思いながら
ランチの間話す彼の話に
心から惹かれていた
なんて気持ちのいい話をする人なんだろうか
初めてあった感じがしないくらい
心地よく話を聞いていられる
それもそのはず
彼は、全国で講演をする講師
やっぱり彼は私とは違う人
今思えば、深入りするのが怖くて
自分にそう刷り込んでいました
別れ際に名刺交換をして
数時間で、彼はすぐに次の場所へ移動するため
帰っていきました
その夜、会食を終えた彼から
今日はありがとう
また近々そちらに行くので一緒にご飯しましょう
というメールが届いた
私は、心が喜んでいるのがわかったけど
ダメダメ、年齢も全然違う
立場も違う
ましてやあんな人
好きになったら傷つくだけだから
しかもこのお誘いは社交辞令だ
そうに決まってる
そう思いながらも
何かが動き初めているのを感じていた
でも、この始まりが
私を大きく変化させる出逢いになるなんて
この時は全く思っていませんでした
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