【提出エッセイ】父の昇進
2020/06
父の日といえば、昔は絵を描いてプレゼントしていた。幼稚園で白い画用紙が配られ、黒い髪の毛と肌色で顔を描いて黒の点々で髭を足す。長細いジュースの空き缶を用意して、紙粘土で装飾し色を付け、ペン立てをプレゼントしたこともある。父は覚えているか知らないが、父と娘の可愛らしい思い出の一つだ。
お小遣いをもらうようになってからは灰皿を買ってみたこともあるし、アルバイトを始めた高校生辺りには、タバコを買ってプレゼントした。まだあの頃は、高校生でも自販機でタバコが買えた