【代表インタビュー】ビジネスを通じて世界へチャレンジ!3ヵ年事業計画と今後の野望
学生時代はスポーツ、留学、インターンシップなど、幅広い事にチャレンジしてきた代表の新井さん。学生時代の海外経験から「将来は必ず海外で事業をやる」と決め、社会人生活を送ってきたそうです。
コロナ禍をきっかけに転機を迎え、現在は海外を拠点に生活しているなど、様々なエピソードを持つ新井さん。会社創業のキッカケ、今後の事業展望、将来の目標などについてインタビューをおこないました。
自己紹介
新井拓実(Takumi Arai)
2020年愛知学院大学商学部卒業。
大学時にカナダやイギリスなど約1年半の留学を経験。海外の市場でチャレンジしていく学生起業家たちを目の当たりにし、自分も将来は海外で事業をすることを決意する。
帰国後、長期インターンを開始し、年間300件以上の新規ユーザーを開拓しMVPを獲得。インターンシップ後には、営業代理事業で開業し、15人の組織まで拡大するも断念。
大学を卒業後、上場直後のWeb系ベンチャー企業へ就職。入社後すぐに別スタートアップでの勤務を開始し、ダブルワークで1日15時間ほど働く日々を送る。その後、1年で退職し、副業として働いていた当時2名のスタートアップに転職。
3年間で社員数10名、売上20億までグロース。2024年3月に退職し、株式会社MarvelWorksを創業。
これまでのキャリアについて
まずは大学卒業後のキャリアを教えて下さい。
大学卒業後は、上場企業のメディアマネジメント事業部でメディアや広告の営業、メディアを活用したクライアントのコンサルティング、マーケティングなど幅広い業務をおこなっていました。新卒ながら、会社で初めての取り組みとして事業部を兼任して仕事をしていたので沢山の経験を積むことができました。
その点ではとても満足していたのですが、学生時代に10名ほどのスタートアップで働いていたことや、自分自身で事業をやっていた経験もあったため、ベンチャーだったとはいえ、”上場企業で働く”ということが性に合わなかったんです。
なので入社3ヶ月目には、1年でその会社を去ることを決意し、4ヶ月目から起業や転職を視野に入れて、スタートアップの代表や投資家の人とあったり、交流の機会が得られるビジネスイベントに参加していました。当時はコロナ真っ最中だったこともあり、ミーティングやイベント参加なども全てオンラインで完結できたのは大きかったです。
その中で出会ったのが、後に2社目として働くことになるWeb系のスタートアップ企業の代表さんでした。東大発の学生起業の会社だっため、代表の年齢も僕の1つ上と、とても若く、すぐに意気投合したのを覚えています。
数回面談をした後に、まずは業務委託のような形でオフィスに出社して働くことになりました。とはいえ、本業の仕事も10:30~19:30であるため、平日の7:00~9:30/20:30~23:30/土日終日のみ働く形から徐々に参画していきました。
業務委託とはいえ、外部の人なのにいきなりメディアの事業責任者を任せられたり、経験のない業務もやってみようと仕事を任せてもらえたり、会社のイベントにも参加させてもらえたりと、とてもチャレンジングではありましたが毎日ワクワクしながら働いていてのを覚えています。
本業と副業の裁量権の違いや仕事のワクワク度を考えると、「やっぱり自分はスタートアップ向きだな」と改めて認識させられたのを覚えています。その後、ダブルワークで働いていたスタートアップ起業に3人目の社員として転職し、3年間働きました。
2社目のスタートアップではどのようなポジションだったんですか。
少数精鋭ということもあり、1から10まで全ての仕事を自分でやらないといけない環境でした。営業が必要であれば商談をする、人が必要であれば採用をする。自分の担当する事業を伸ばすためにはどうすればいいかを考えて、事業を進めていく起業家として必要な総合的なスキルや経験が身につきました。
1年目には、既存メディアの事業責任者として、美容サロンを紹介するWebメディアのグロースを担当。戦略立案から、コンテンツ企画、広告運用、クライアント開拓など幅広い業務をおこないました。コンテンツと広告運用の改善を軸に、事業全体の売上を1年間で約1.2億円グロースさせました。
2年目には、メディアを事業の運用をおこないながら、採用責任者として、人事部の立ち上げ、インターン・中途・新卒に関する採用業務を全ておこないました。採用戦略立案、採用面談、採用イベントの登壇、社内研修など採用広報業務を幅広くおこない、高学歴×ベンチャー志向のメンバーを年間20名以上採用しました。
また、当時メインチャネルとして活用していたWantedly(ベンチャー志向の求職者が多く使っている媒体)では、媒体活用の実績が評価され、4,300社の掲載企業の中から、2年連続で”Wantedly BEST100 award”にノミネートされたり、ノミネート企業100社の中から5社のみ選ばれるインタビュー企業に選出されたりと短期間で定量的な結果を出すことができました。
3年目には、採用業務をおこないつつ、新規メディアサービスの立ち上げを0からおこないました。事業領域リサーチ、サービス開発、必要メンバー採用、サービス体制の構築など本当の0→1を経験することができました。
0からサービスを立ち上げ、ローンチより10ヶ月目で単月黒字化に成功し、最終的には、1年間で事業売上2億円、1,000件以上の商品やサービスをサービス内に掲載してもらえるくらいの規模感まで拡大することができました。
充実したキャリアに見えますがなぜ退職したのですか。
自分の中での人生計画として、「28歳までに海外に拠点を移す」という揺るがない目標がありました。これは、大学を卒業し東京に上京するタイミングで決めた自分への約束の1つです。東京での4年間、仕事にフルコミットできたのも、28歳までを1つの区切りとし、”海外に行っても活躍できるくらいのレベルにならないといけない”という目標があったからです。
また、前職でのキャリアとして3年目に入るタイミングで海外事業立ち上げの案が上がっており、4年目はそのポジションとしてシンガポールに事業立ち上げに行く予定でした。ですが、事業成長や海外移転の準備などに時間がかかってしまったこともあり、海外進出を少し遅らすということになりました。
海外で事業ができれば、自分自身の会社でも、会社に勤めている形でもこだわりはなかったため、特に深く考えていなかったのですが、突如計画が崩れるとなった時に我に変えると、「人生のハンドルを会社に握られているようでは、今後の人生も思った通りには進まないな」と危機感を感じました。
もちろん、0から育てた事業がやっと成長曲線に乗ってきていたり、自分が採用したメンバーも会社に残っていたこともあり、とても名残惜しさはありましたが、一度やりたいと決めた事は変わらない正確ということもあり、3ヶ月後には3年間勤めた会社を退職しました。
創業のきっかけ
様々な道がある中で起業を選択した理由はなんだったんですか。
退職を決意したタイミングでは、色々な可能性を視野に入れていたため、転職活動をしたりもしました。転職活動では、主に外資系のスタートアップ企業を中心に面接をおこない、実際に条件提示のところまで行った企業さんも何社かありました。
ただ、転職活動をしている最中もなぜかあまりワクワクしませんでした。先ほどは、海外をフィールドに移すことができれば良いみたいなことを言いましたが、退職し全ての可能性を0ベースで考えた時に自分で事業をやるほうが圧倒的に面白いなと考える自分がいました。転職活動自体はおこなっていたものの、そこまで気持ちが入らないというか。笑
基本的には、迷ったら「直感的にワクワクする方を選ぶ」と決めているので、転職活動は1ヶ月で早々に切り上げ自分で事業をやることを決断しました。年齢的にも20代後半と、比較的リスクを取りやすい年齢だったこともあり、やるなら今しかないと決心をしました。
仕事のやりがい
今の仕事のやりがいは何ですか。
一番は裁量権が大きいところです!自分で事業をやっているわけなので当たり前と言えばそうなのですが…..笑
やはり自由度が高く、その分責任も大きい部分にやりがいを感じます!創業間もないスタートアップなので、ミッションやビジョンの実現に向け事業運営は行うものの、そこへの具体的なプロセス(事業内容など)はまだまだ定まっていない状況です。
資本をどこに投下するか、リソースをどこに張るか、どの国で勝負するか、究極的には自分の意思決定次第でどんな事業でも展開することができる状況にワクワクしています。
会社員時代にもスタートアップで働いていたので、予算組や事業計画など、ある程度の裁量権はあったものの、流石に今ほどの意思決定権はなかったです。もちろん今の環境は、自由度が高い分、結果が全て自分の責任になるためハイリスク・ハイリターンではあるのですが、そのような環境をいい意味で楽しめていると思います。
会社員時代とはそんなに大きな差がありますか。
そうですね。やっぱり全然違うと思います。結果が出ても出なくても、究極的には何もしなくても安定してお給料をもらうことができる会社員とは違い、結果次第では死活問題になります。会社員時代の自分の”本気”は本気じゃなかったんだなと日々実感させられています。
日常生活の中から、「これやったら良いんじゃないかな」、「こういう事業も面白そうだな」と、全ての事象を自然とビジネスに繋げて考えるようになったのも自分で事業をやり始めてからですね。
本来であれば、「自分の結果は自分で責任を持つ」という、ごく当たり前のことではあるのですが、日本の場合には普通に学校に行けば安定した職につくことができ、終身雇用という制度もあるため、それをベースに考えていくのは環境的にも少し難しいのかなとは思います。
海外と比較しても恵まれすぎている感はありますね。また、採用の面談などをする中でも、最近はコロナを経てより安定を求めている傾向にあるのかなと思っています。
ですが、そんな中でも僕と関わった人やうちの会社で働いている人には、最終的には自分で事業をやったり、スキルを身につけフリーランスとして活躍できるような人材になって欲しいなと思っています。
もちろん、会社員に比べるとリスクはあがるのですが、実現すればそれ以上に得られるメリットが大きいと思っています。
自分のワクワクする事業や仕事にチャレンジできたり、場所や時間を自分で選んで働くことができたり、会社員よりも経済的に豊かになったり、”自分の人生を豊かにする”ということを考えた時に会社員でいるよりも絶対にそちらの方がワクワクするし充実した人生になると思っています。
今後の会社目標について
今後の事業目標を教えて下さい。
中長期的なゴールとしては、やる気のある若い人に対して挑戦していけるような環境を提供できるような会社を目指していきたいと思っています。スタートアップ企業なので、事業領域やビジネスモデルにはとらわれず、それぞれのメンバーがワクワクする、挑戦した結果成長に繋がるようなことにどんどん挑戦していきたいと思っています。
特に、事業では直近3年間は”海外事業”にフォーカスをしていきたいと考えています。具体的な事業内容やビジネスモデルは定まっていないのですが、最終的には現地メンバーも含めたグローバルチームで1つのビジネスにチャレンジしたいと思っています。
2025年は3ヵ年計画の1年目として、2~3つほど海外をベースにした事業のテストマーケティングをおこない、それらの結果に応じて今後展開していく事業の方向性を定めていこうと考えています。
また、組織体制では、まずはメンバー100人体制を目指していきたいと思っています。その中でも特に、①事業に応じた現地(海外)メンバーの採用、②インターン生を初めとする若手メンバーの採用に注力していきたいと考えています!
若いメンバーに対して「成長機会を提供する」みたいなところは個人的にもやりたいものの1つなので、結果を出している日本のメンバーが海外でチャレンジできる機会をつくれたりすると理想だなと思っています。
どうして日本ではなく海外なのですか。
特にそこまで深い理由はないのですが、単純に海外でやるほうが日本でやるよりもワクワクするからです。また、今後の経済状況などを広く考えると日本でやるよりも、海外でやるほうがチャンスが大きいと考えたからです。
会社の中長期ゴールとして、やる気のある人が挑戦していける環境を提供するというものがあります。これは個人的な感覚になりますが、上昇志向が高く、成長したいと考えている人は日本だけではなく、自然と海外に視野を広げている人が多い印象です。
もちろん、日本国内にも成長環境はあると思いますし、今後もアジア圏では一定のプレゼンスがあるビジネスマーケットであり続けると思っています。
ですが、個としての成長やワクワク感を考えた時に、これまで長い間生活してきた慣れ親しんだ環境よりも、ルールや前提条件が全く異なる異空間に行ったほうが学びや刺激が多いため、成長できるチャンスが広がると考えています。
もちろん、ビジネスとして成立させるために、ユーザーやクライアントのどのような課題を解決していくか、どのようか価値を提供するのかを考えるのは当たり前でそのハードルが自国である日本でやるよりもハードルが高いのは重々承知です。
ですが、会社としてより挑戦できる環境を提供する、もっと個性豊かで面白い最高のメンバーを集めるということを考えると、日本という既存の枠組みにとらわれずにチャレンジをしていくほうが合理的であると考えています。
最終的には、日本で採用をしたメンバーが海外に来たり、現地で採用をしたメンバーが逆に日本で働いたり、仕事として成長できる環境を提供することはもちろん、それ以外の部分でも1人ひとりが自分のワクワクを追求することができ、最高の人生に挑戦をすることができるような会社にできればと思っています。
最後に
この記事を読んでくれた人に一言お願いします。
好きな言葉の中の1つに「Vivir mi vida」という言葉があります。「自分の人生を生きよう」というスペイン語のフレーズです。ラテン系の人気歌手が歌った有名な曲のタイトルにもなっています。
「何のために仕事をするのか」、「働く前に人としてどうありたいか」、「自分の理想の人生って?」
など考えたことはありますか?
あなたは自分の人生を生きることができていますか?
自分の周りをみていると、自分の人生について真剣に考えて、理想を実現しようと行動できている人はとても少ないように感じます。
人生を考えた時に切っても切り離せないのが仕事。生涯の3分の1の時間を費やす仕事。この時間を”楽しいモノ”にするか、”つまらないモノ”にするかによって人生の充実度が大きく変わると考えています。
どうせ働くなら、何かに熱狂して 圧倒的に面白い仕事をする。プライベートだけでなく、仕事も含めて人生を全力で楽しむことで、もっと満足度の高い人生を実現できると信じています。
「言われた事をその通りにやってみる」、「つまらない業務を仕事と割り切ってこなす」、「本当は別の事がやりたいのに嫌々働く」そんな風に働いていても、絶対に人生を充実させることはできません。
一度きりの人生、どうせ同じ時間を費やすのであれば、1人ひとりが自分の理想を追い求め、本気で挑戦できるような組織、環境を可能な限り実現することができるようにチャレンジしたいと思っています。
まだまだ少数精鋭の企業ですが、スタートアップならではの「カオス」な環境で、1人ひとりが全力で挑戦し続けることで、新しい価値を生み出し、個人はもちろん、周りの人々も豊かにする。そのためにも、まずは自分(個人)が人生を最高に楽しむことが必要だと考えています。
そのためにも、会社として、メンバー全員が自分自身の最高の人生に”挑戦できる”ような、キッカケや環境を創出できるように日々挑戦していきます!
ここまでご覧を頂きありがとうございました!
MarvelWorksでは、一緒に事業をつくっていくインターンシップメンバーを大募集中です!
現在MarvelWorksでは、学生インターンシップメンバーを募集しています!ここまでの文章を読んで少しでも良いなと思った人は、ぜひお話を聞かせて下さい!
もちろん、質問だけでも歓迎です!下記、採用公式LINEを追加下さい!こちらよりご連絡をいたします!ぜひカジュアルにオンラインでお話をしましょう!