マッチャー(matcher)でOB訪問を受けた話_その4
ようやく4人目にして、就職活動中の学生さんから相談を受けた。IT業界に興味があるが、内定はまだないとのこと。
カフェに現れた彼は緊張気味だったが(※コロナ禍前の話です)、とても爽やかな雰囲気であった。バスケサークルに入っているそうな。
相談内容は、IT企業を中心に受けているが、ベンチャー企業はどうなのか、という話であった。
彼がスマホで見ていたベンチャー企業を見せてもらった。事業内容がSESで、先輩社員のプロフィールや顔写真が載っており、イベントの集合写真もあった。アットホームな雰囲気が満開であった。
どのようにアドバイスするか迷った。SESの良くないところはググればいくらでも出てくる。しかし私の会社にSESで来ている、何十人という協力会社の人の中には20年選手もいる。活躍している人もたくさんいるのである。
彼に伝えたのは、
・おそらく彼が見ている会社を受ければ内定はすぐにもらえるだろう。なぜなら人を欲しているから
・しかし、そこだけではなく色々な会社を受けておくと良い
といった、若干抽象的な話に留めた。
あれから2年後。久々に彼のプロフィールを見た。なんとマッチャーにOBとして登録していた!マッチャーをやっていて嬉しくなる瞬間である。マッチャーでお世話になったので学生に還元したい、とプロフィールに書いてあった。こうして世の中は回っていく。
彼はベンチャー企業に勤めているようだ。人懐っこさがあったので、先輩社員に目をかけてもらえるならばどこでもやっていけるだろう。
彼は元気に働いているだろうか。
■編集後記
学生が社会人になる瞬間は、羽根の生えた蝶が飛び始めるのを見ているようで、とても貴重だと思います!
それではまた次の記事でお会いしましょう。