転職活動記録④ 筆記試験編(会社)
今回は会社で受けた筆記試験について書こうと思う。
自宅でのWebテストを通過した後、面接を受けに会社に行った。コロナ禍であったが面接は対面で行われた(透明な板を挟んでの面接だった)。
その面接の開始直前にもう一つ筆記試験があった。
人事部の担当者からタブレットを渡され、スタートボタンを押すと試験がはじまる。
内容は文章の読解力を試すものだった。一夜漬けでは効かない、学力を見られる感じの問題である。選択肢も紛らわしいものが多い。
特徴は、一定の時間が経っても回答しない場合は強制的に次の問題に飛ぶ。つまり、なるはやで回答せねばならないのだが、じっくり考えていると未回答になる。残り時間が表示されないのがつらい。
1時間くらい格闘しただろうか。
全ての問題を解き終えると、偏差値が出る。項目は6つあり、社会人偏差値と一般人偏差値の2種類でそれぞれ表示される。
社会人のほうが点数が高いのか、社会人偏差値は低く出る。例えば、一般人偏差値だと60だが社会人偏差値で見ると55くらいになる。
私の場合は、1項目だけが飛び抜けて高く、他は平凡であった。
どうやら私は、長文全体の流れを掴むのは苦手なようだが、部分的な読解力(文中の「それ」を示すものを当てる力)は強いようだ。
なんだか自分の特徴を見透かされてしまったような気分になった。
私は会話のみのやりとりが苦手である。
例えば、質疑応答の時、2つの質問を同時にされると答えられない。2つ目の質問を聞いている間に1つ目の質問内容が頭から飛ぶのである。メモを取るしかない。
なぜこうなのか。たぶん生まれつきだと思っている。
小学生の頃は、話を聞き漏らすことがあると通知表に書かれ、過去に付き合った彼女からは、人の話を聞かないことがあるとこぼされた。違うんだ、話は聞いているのだが、他の話をされると頭から飛ぶのだ(話を聞いていないよりタチが悪いかもしれない…)
おそらく、一次記憶領域が他の人より少ないのだろう。大勢の人と話をするのが苦手である。話をするのが嫌いなのではなく、ついていけないのだ。女子に生まれていたら大変な思いをしていたかもしれない。
メモを取れば支障がないので、社会人になってからは打合せの議事録に助けられている。2時間の打合せでメモを取らずに議事録を起こしていた先輩社員には驚かせられた。
大企業を目指している学生や社会人は、自分の国語力を見つめると良いと思う。他人から話をバーッとまくし立てられた時、要点を抑えて復唱できるか、3つくらい長い質問をされた時に全て答えられるか。
ある程度は訓練で鍛えられるが、持って生まれた力もあると思う。とはいえ、たとえ力がなくても工夫次第で乗り越えられるので悲観しないでほしい。
本日はここまで。
読んで下さりありがとうございました。
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