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【12/24】ITの世界に足を踏み入れて10年 – 過去の私との対話
(場面)10年前の私がタイムマシンで現代の私に会いに来た
過去の私:「わぁ、未来の私だ!ところで、10年後のIT業界ってどうなってるの?」
今の私:「驚くほど変わったよ。想像つかないことばかりかも。例えば…。」
クラウドの進化
過去の私:「クラウドってどうなったの?ニュースなんかで話題になっていたのだけど?」
今の私:「使ってるどころか、システムの常識になっているよ。
『世界のパブリッククラウドサービスへの支出額は2023年に5,636億ドル(約84兆5400億円)まで増加すると見込まれている』
ってデータもあるよ。例えばNetflixという世界的な動画配信サービスもAmazonが提供しているクラウドサービスのAWSで動いてるし、大手銀行のシステムもクラウドベースだ。」
過去の私:「動画配信とかAmazonがクラウドサービス?なんだか夢みたいだけど、オンプレってもう古いの?」
今の私:「ほぼそうだね。オンプレのサーバーを維持するのはコストがかかるし、スケーラビリティも限界がある。でもクラウドなら数クリックでリソースを増減できるし、障害が起きても自動的に別のリージョンに切り替わるんだ。」
過去の私:「簡単にできるようになったんだ!でも、セキュリティは大丈夫?」
今の私:「セキュリティも大きく進化してる。例えば、AmazonのS3ストレージは、データを保存する前に自動的に暗号化してくれる機能が標準搭載されてる。(※1)
もちろんオンプレも自分達でコントロールできるという利点があるから、今ではデータの保管をオンプレとクラウドで使い分けることが大事になっているよ。(※2)」
※1 暗号化によるデータの保護 - Amazon Simple Storage Service
※2 オンプレミスとクラウドのセキュリティを比較!各メリットと活用例
リモートワークと働き方改革
過去の私:「そんなことになっていたのか…。働き方も変わったのかな?通勤時間が長すぎて困ってるんだけど、そこは改善された?」
今の私:「2022年時点には日本のIT企業の約90%がフルリモートやハイブリッド型の働き方を採用していたほど、主流になってきているよ。例えば、マイクロソフトの日本法人は原則フルリモートOKだし、日本でもIT企業の多くが同じ方向に進んでる。(※3)」
過去の私:「え、そうなんだ。昔は、IT業界に興味があったけど、大きな街に出るのに車で1時間かかっていたり、ネット回線が電話回線しか使えない所に住んでいたから、あきらめていたんだよね。リモートワークなんて難しいと思っていた。」
今の私:「確かに当時は遅かったね。10MBのデータを1時間かけて送っていたからね(笑)。リモートワークが広がったきっかけはパンデミックなんだけど、通勤すると病気にかかりやすくなるから、家でも仕事ができる環境が整えられたよ。それを支えてるのが、ZoomやMicrosoft Teamsみたいなツールだよ。たとえば、リモート会議の中で画面共有してコードレビューを一緒にしたり、ホワイトボード機能で設計を説明したりするのが普通になった。Slackでは、スタンプや絵文字で雑談もできるから、意外と孤独感は少ないんだ。今いる会社でも定期的に会社の人が集まって、会社の現状を社長から話してもらえるし、みんなの頑張りが表彰されることもあるよ。サークルで交流して気分転換をはかれるから、みんなで高められる環境になってるよ。最近はコーヒーのサークルに入ってオンラインでみんなで飲んだりして楽しかったよ。」
過去の私:「でも、リアルで会うことってないの?」
今の私:「いや、実はオフ会が増えてるんだ!全国各地からリモートで働いてるメンバーが集まって、リアルで会って親睦を深めるんだよ。遠くに住んでても、顔を合わせることでお互いの絆が強くなるんだ。最近はゲームサークルで一緒になっている人とオフラインでゲームをして楽しんだよ。」
過去の私:「わぁ、それはすごい!リモートでもつながりを大切にできるんだね。」
今の私:「うん、オンラインだけじゃなく、リアルな交流も大事にしてるんだよ。」
※3
・IT業界のリモートワークの導入率、実際はどうなっている?業界別データから見える働きやすさなどを検証し、おすすめ度を紹介します│LHH転職エージェント
・マイクロソフトはアマゾンみたいに「週5日出社」義務化しません。経営幹部が社内会議で発言 | Business Insider Japan
・第9回・テレワークに関する調査2024年7月のテレワーク実施率は22.6%、前年同期比で微増 - パーソル総合研究所
AIとともに働く未来
過去の私:「まず聞きたいのは、分からないことが出てきた時の対応ってどうしてる?同僚に聞いたり、本とかネット検索で調べていたりしている?」
今の私:「うん、少し前までは同じ感じだったね。検索しても結果が見つからないと、どうしても同僚に頼ることになった。でも、なんとなく気が引けて…時にはへこんだこともあったなぁ。でも今はAIに助けてもらってるんだ。分からないことを聞いてもどこに問題があるのかすぐに教えてくれるよ。」
過去の私:「えっ、AI!?それってゲームに出てくるロボットみたいな?」
今の私:「まぁ、似てるかも(笑)。ChatGPTというのが代表的なAIだけど、これまでの検索ではピンポイントで欲しい情報に行けないことも多かったけれど、AIだと検索よりも精度が上がりつつあるよ。しかも、ソースコードを書くのもAIがアシストしてくれるんだよ。」
過去の私:「楽になりすぎじゃない?逆に自分の役割って減ってない?」
今の私:「それが違うんだ。AIはあくまで補助。コードの設計や、どんなソリューションを作るべきか考えるのは人間の役割だからね。AIが雑務をこなしてくれるおかげで、もっとクリエイティブな部分に時間を使えるようになったよ。最近、社長が未来のオフィスのイメージをスケッチしてて、その絵が本当に素敵だったんだよね。見た瞬間『こんな希望に満ちた空間、いいなぁ』って思わず感動しちゃった。きっと、AIが雑務をサポートしてくれるお陰で、そういうゆとりが生まれているんだろうなと感じたよ。こういう素晴らしいアイデアや表現が引き出されるのを見ると、未来の働き方ってすごくワクワクするよね」
ベテランエンジニアの活躍
過去の私:「AIでかなり変わってるね。そういえば、ITの世界では『エンジニア35歳限界説』みたいなことが言われていたけれど、会社は若い人が多い感じかな?」
今の私:「それは気にしなくていいと思うよ。年齢に関係なくスキルや経験を活かして成長はできるからね。違う業種からエンジニアになる人も増えているからね。例えば、前職が学校の先生やバリスタだった人がエンジニアになることもあるし、自分と同世代や年上のエンジニアも普通にいるよ。」
ハラスメントが相談しやすくなった
過去の私:「長くやっていけそうで良かった。ついていけるか不安になっていたんだよね。あと、以前勤めていたところで、これってハラスメントかな…?誰にも言えないし、どうしたらいいか分からないことがあったのだけど…」
今の私:「そんなのダメダメ!今ならすぐに相談できるし、企業もちゃんと対応してもらえるよ。」
過去の私:「え、本当に?相談したら怒られたりしないの?」
今の私:「むしろ『ありがとう!』って言われる時代だよ。安心して働ける環境になったよ!」
変わらないものと、新しいもの
過去の私:「じゃあ、何もかも便利になったわけじゃないんだね。何か変わらないこともある?」
今の私:「たとえば、JavaやCといった古いプログラミング言語が今も現役で使えるよ。新しい言語も出てきているけれども、古い言語もこれまでの部分も使えつつバージョンアップを重ねているから現役で使えるよ。」
過去の私:「Javaを勉強しようと思っているけど、無駄にならなそうだね。」
今の私:「あと、既存のコードを読む力は今も重要。新しいシステムを作るだけじゃなく、動いてるものをメンテナンスするのがメインなんだ。」
過去の私:「なるほど、基礎が大事ってことだね。」
今の私:「そうだね。それと、チームで協力することも昔と変わらない。人と話すのが苦手でも、成長できるチャンスがたくさんあるよ。」
未来への一言
過去の私:「10年後の私は、すごく楽しそうだね!私も頑張ってみようかな。」
今の私:「そうだよ、絶対頑張って!未来の技術や働き方は進化し続けるけど、学ぶ楽しさや成長する喜び、人の温かさはずっと変わらないから!」
まとめ
10年前の私に今の世界を語ると、その反応は新鮮で面白いものでした。この業界では技術が進化する一方、変わらない「根本的な楽しさ」もあります。みなさんの10年前と今を比べたら、どんな発見がありますか?どのように成長したでしょうか?
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