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野菜、足りてますか?農機メーカーが考える野菜を食べる工夫

こんにちは!丸山製作所 広報担当のまるちゃんです。

丸山製作所は、農林業機械やウルトラファインバブル製品など自然に関する技術開発をしている会社で、広報部の後輩やまちゃんと一緒にPodcastをやっています。その名もあかるい農業RADIO MARUYAMA

あかるい農業RADIO MARUYAMAロゴ

このnoteではPodcastで話した内容のエッセンスをお届けしています。

今回のテーマは、「日本人の野菜の摂取量を増やすには?」について。

最近私が参加したマーケティングのセミナーで取り上げられた話題なのですが、私たち農業機械メーカーにとって日本人の野菜摂取量をいかに増やしていくかということは、国内の農業を盛り上げていくためにも非常に大きな課題です。

勉強会では、野菜摂取のための様々なプランをチームごとに考えていきました。


野菜摂取量の目安は?

まず、厚生労働省が推奨する一人当たりの野菜摂取量をご存知でしょうか?

その量は、毎日350g

しかし、令和元年の調査によると日本人(成人)の1日あたりの平均野菜摂取量は男性約290g、女性約270gで、プラス70gの野菜摂取が必要という結果になっており、あと少し野菜不足な方が多いようです。

350gがどのくらいかというと、野菜が主材料のおひたしやサラダなどの副菜なら5〜6皿分に相当します(参考:e-ヘルスネットhttps://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-015.html
)。こう聞くと「350gって結構多い…」と感じる方も多いのではないでしょうか。

1日の目標野菜摂取量350g

最近では、手のひらをセンサーに約30秒あてるだけで、簡単に推定野菜摂取量を見える化できる「ベジチェック」という便利な機器もあるようです。スーパーや薬局で導入されている店舗があるので、見つけた際にはぜひチェックしてみてください!


野菜摂取の課題とは?朝食や保存法にヒント

では、どのような課題があって摂取量の目標達成に至っていないのでしょう。
(ちなみにここでは野菜ジュースはあくまで補助的なものとして、野菜そのものの摂取量を考えています。)

チームのディスカッションの中であがった課題としては、まず朝食の野菜摂取量が少ないということ。

私もそうなのですが、忙しい朝はパンと飲み物だけ、という方も多いのではないのでしょうか。さらに会社でのランチは手早く済ませたいという理由で、コンビニのおにぎりだけになってしまうこともしばしば…。他にも外食をするとメニューによってはなかなか野菜を摂れなかったりしますよね。

その中で野菜の摂取量を補うためには、必然的に1食(〜2食)で大量の野菜を摂取することになってしまいます。ただ、1食で350gという結構な量の野菜をを食べることは簡単ではありません。そのため、朝・昼・夜の3食に分けて満遍なく野菜を摂っていくことが大切です。

さらに、Podcastを一緒にやっているやまちゃんからは鮮度に対する課題もあるのではないか?という意見があげられました。野菜は傷みやすく、鮮度が比較的すぐに失われてしまう食材です。近くのスーパーで使う分だけを都度買い足せれば良いのかもしれませんが、忙しい日常の中ではなかなかそうもいきません。そのため、できるだけ鮮度を保つ野菜の保存法に関する知識をつけることも、野菜摂取の課題解決に繋がりそうです。

例えば、玉ねぎはスライスして凍らせると繊維質が破壊されるため柔らかくなって炒めやすくなりますし、微塵切りにして冷凍しておいても調理の時に火が通りやすくなり、かなりの時短になります。

https://www.nichireifoods.co.jp/media/11614/

また、大根はそのまま冷凍するとたくあんのように食感が変化してしまいますが、レンジで加熱してから冷凍すると元の食感を保ったまま保存期間を延ばすことが可能に。

https://www.kagome.co.jp/vegeday/store/202209/12457/

さらに、水分が多く傷みやすい茄子は、水洗いしてラップでひとつずつ包んでおくと1週間くらいは野菜室で保存することができます。
Podcastでやまちゃんにたくさん教えてもらいました!笑)
https://www.kurashiru.com/articles/55288ae0-40e1-43bd-a0bb-b1dbb1d0abe4

このように、野菜を調理する時のハードルを少しでも下げるために、保存方法を工夫したりあと一手間かけるだけの状態にしておくこともおすすめです。
最近では冷蔵庫の鮮度キープ技術もどんどん発達していますし、テクノロジーを活用したり保存方法を工夫したりして、日常的に野菜が摂れるようにしたいですね。

勉強会では、マーケティングの観点から野菜の摂取量を増やす方法をさまざま模索し、最終的にグループごとに発表を行いました。

私たちのグループでは、1日350gという推奨量を提唱したところで行動に移すことはなかなか難しいと考え、直接的に行動に移せることを実施したいと考えました。

そこで考えた案は、30代の働いている男女をターゲットに、「野菜摂取量の目標をキープできている人には保険料やジムの料金を安くしたり、スーパーの割引券を配布する」という特典を与えるというもの。さらに、1位を獲得した別のグループからは「キッチンカーで毎朝保育園に朝食を提供しにいく」というアイデアも。

マーケティングはもちろん野菜摂取の課題についても深く考え、意見交換ができた貴重な機会となりました。

今回は野菜摂取についてのテーマでしたが、改めて顧客のインサイトを捉えた製品開発の大切さにも気づくことができました。丸山製作所でもお客様の多様な声にお応えできるように数々の製品開発を行っていますが、今後もさまざまなニーズを捉え、それにお応えする製品をお届けできたらと思っています。

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丸山製作所のPodcast「あかるい農業RADIO」では、毎週農業やテクノロジーにまつわるさまざまなテーマでゆる~く、時には真面目に語っています。ぜひお仕事や作業の合間に聞いていただけると嬉しいです!
「こんなテーマを取り扱ってほしい」などのリクエストやご感想もどしどし募集しております💌

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それでは、また次回お会いしましょう!