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韓非子 説林上下 第二十二
吉成学人(よしなりがくじん)
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この篇に収録された説話は教訓じみたものが多いです。
魯丹と云う人は3度、中山国の君に意見を述べたが、受け入れられませんでした。
そこで、君の側近に金をばらまいたところ、今度は話もしていないのに、君から食事をたまわります。
魯丹は退出すると、宿営に戻らず、そのまま中山国を去ることにしました。
怪訝に思った馭者は、尋ねます。
「せっかく、優遇されるようになったのに、立ち去るのはもったいないではないですか。」
魯丹は答えます。
「そもそも人の言葉で私を優遇するのなら、同じ人の言葉で私を罪に落とすだろう。」
魯丹が国境に出る前に、中山の公子は「魯丹はスパイだ」と君に進言します。
中山の君はその言葉を信じ、魯丹を捜索し、罪に落としました。
魯丹と云う人は3度、中山国の君に意見を述べたが、受け入れられませんでした。
そこで、君の側近に金をばらまいたところ、今度は話もしていないのに、君から食事をたまわります。
魯丹は退出すると、宿営に戻らず、そのまま中山国を去ることにしました。
怪訝に思った馭者は、尋ねます。
「せっかく、優遇されるようになったのに、立ち去るのはもったいないではないですか。」
魯丹は答えます。
「そもそも人の言葉で私を優遇するのなら、同じ人の言葉で私を罪に落とすだろう。」
魯丹が国境に出る前に、中山の公子は「魯丹はスパイだ」と君に進言します。
中山の君はその言葉を信じ、魯丹を捜索し、罪に落としました。
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