市場に溢れる香りと色
皆さんは季節の移り変わりをどう感じますか?
私は、「花粉」です。
というのも私は、人が反応しうる限りの花粉
すべてに反応する全くうれしくない能力を
持っているからです笑
このため私にとっての季節の移り変わりは
〇〇の花粉が飛ぶと思う時=季節の移り変わり
になります。
市場で働き始めるまでは季節の移り変わりを
花粉によって察知していた私ですが、
市場で働き始めて1年がたちどうやら、
いつの間にか季節の移り変わりを
嬉々として感じられるようになってました。
また、それだけでなく感性まで磨かれていたようです‼
市場に溢れる色と香り
ある朝出勤すると漂ってくる「もも」の香り。
今年始めてももの香りを感じ、
夏になったなとふと思いました。
事実周りを見渡すと、ももをはじめ
トウモロコシやトマト、ピーマンなど
夏を代表する果物や野菜が所狭しと市場に
集まっており夏が始まりを告げています。
最も早く季節の移り変わりを感じる職場?
野菜や果物を扱う市場では、季節の変化とともに
扱う商品が変わり、その都度市場で感じられる
香りや色も異なります。
例えば初夏には「もも」の香りや
色鮮やかな夏野菜の色を目にできます。
また、秋になると「きのこ」や「柿」など
食欲の秋を彩るにふさわしい品々が市場を埋め尽くします。
また、初物が並ぶというところからも、
ある意味もっともはやく季節の変化を感じられる
職場といえるのではないでしょうか。
知らず知らずのうちに感性が磨かれていた!?
このように、市場で働くことで自然と仕事中に
季節の移り変わりを肌に感じるよう
になったのですが、仕事を終え帰路に就く中でも
自分のなかで変化が起こっていました。
これまで、稲を見ると
「イネ科の花粉(ちょっと嫌なイメージ)」
しか思い浮かばなかった私ですが、
帰宅途中に目にした田んぼに植えられた稲が
青々と茂っている様子を見て
秋がもうすぐだなと感じられるようになったのです!
かなり小さな変化かもしれませんが
感性が磨かれたと私は思っています笑
一年間市場で働いたことで、
これまで全く感じたことなかった
イメージが浮かぶようになったことは
非常に大きな変化でした。
また、感性が磨かれるのは
私に限ったことではないと思います。
市場で働くと日々変化の激しい野菜や果物を
相手にすることになります。
昨日は鮮度が良かったものも
翌日には鮮度がおちるなんてことは
当たり前のようにあるので、
状態を見極めるということは非常に大切です
こういった些細な変化を見逃さないよう
仕事に取り組む中で自然と感性は磨かれます。
働いていく中で自然に感性が磨かれるというのも
市場で働くことの魅力の一つですね。