新事業をはじめる時に考えるべき事
2024年7月より、新事業として「無人店舗ビジネス」をゼロから立ち上げる準備をしている。
今回は、新事業をはじめるに辺り、最初に行ったことを書き綴っていく。
ビジネスプラン
多くの人は、店舗ビジネスをはじめる時、次のようなことを考える。
・自分が得意なことを生かしたサービス店にしたい
・自分が好きで詳しいモノを販売する物販店にしたい
間違った考え方ではないと思う。
しかし、その中には、次の点を考慮しない人も多い。
・その市場は既に飽和していないか?
・そもそも需要はあるか?
・その市場の中で良いポジションをとれるか?
・その市場で採算は合うか?
つまり、自分が保有する知識やスキルなどの「優位性」だけでなく、「市場」というものも意識する必要がある。
そして、その組み合わせが重要だ。
このようなことをよく「ビジネスプラン」と言ったりする。
「事業計画」と言う人もいるかもしれない。
私にとっては、名前など、どうでも良い。
しかし、ここが重要なのは間違いない。
例外に漏れず、私もいつも悩む。
プラン性皆無の会社の例
例えば、私の近所に勢い良く飲食店を多店舗展開をする会社がある。
(フィクションだと思って欲しい)
おそらく、既に2億円は溶かしているだろうと思われる経営っぷりだ。
間違いなく、資産家の家系だと思われる。
以下、その会社の経営の沿革(私が見た限り)
1店舗目、駅近にキッシュ専門店を開店
1店舗目、閉店(駅近キッシュ専門店)
2店舗目、キッシュ専門店を住宅街へ移転
3店舗目、中型焼肉店を開店
2店舗目、閉店(住宅街キッシュ専門店)
4店舗目、カウンターのみのステーキ店を開店
5店舗目、ケーキ屋を開店
4店舗目、閉店(ステーキ店)
5店舗目、閉店(ケーキ屋)
3店舗目、閉店(中型焼き肉店)
6店舗目、元4店舗目を小型焼き肉店へ変更 ★
7店舗目、元5店舗目をコインランドリーへ変更 ★
★をつけた店舗が現在残っているもの。
この流れだけ見ても分かりそうなものだが、私は小型焼肉店とコインランドリーも近いうちに閉店するだろうと思っている。(現在、開店後半年程)
まず、小型焼肉店。
客単価はおそらく5000円以下で、せいぜい4000円程度だと思われる。
そして、席数は12席。
営業時間は17:30~22:00。
それを店長とアルバイト1名を切り盛りしていた。
常に満員御礼状態でもないと絶望的なスコアになるはずだ。
次に、コインランドリー。
駐車場は3台分程度(ライン引き無し)。
駐車スペースの回転が奇跡的に上手く行くことが続かない限り、利益は殆ど出ないか、赤字になるはずだ。
もはや、設備投資した分を回収するつもりがあるのか疑わしい。
おそらく、この会社は「優位性」として、「店舗デザイン」を推しているのだと思う。
私には、デザインの良し悪しを正確に評価する能力はないが、パッと見て予算が掛かっていることだけは分かる。
しかしながら、その優位性は、市場を貫くほどの力がなかったようだ。
そして、開店、閉店を繰り返す。
――― こんなことにならないように
経営者は、必死に考えるべきだ。
以下、私の無人店舗開発記録。
私の目指す無人店舗のコンセプトについて考えていく。
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無人サービス店舗 開発記録
2024年8月より、新しい事業として無人サービス店舗をゼロから開発した記録
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