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動き始めた物価と資産防衛

西山 逸成(Itsunari Nishiyama)氏が、こんな記事を書いていた。

私も円安は止まらないのではないかと考えている。
私はこの手の話に詳しくない。
しかし、海外に流出する需要や消費の量を考えると「円の強さ」は、緩やかに下がり続けると思う。

例えば、デジタルインフラ。
FacebookやInstagramなどのSNSはまだしも、サーバと呼ばれる肝心のデジタルインフラは、Amazon、Microsoft、Googleに制圧されつつある。
日本政府ですら、AmazonのAWSを利用している。
間接的に、外貨を買っているようなものだ。
次世代のインフラとなるであろうAIテクノロジーについても、日本は既に出遅れている。
もう、この遅れは取り返せないのかもしれない。

こんなことだけが円安の原因だとは全く思わないが、少なくとも日本人は相対的に貧しくなっていることは事実だ。

円安と連動して、日本国内の物価上昇も続くと思う。
一度、値上げに踏み切った価格を元に戻す経営者は、少数派になるはずだ。
しばらくは急激に、その後も緩やかに物価上昇が進むと推測している。
せめて、消極的な値上げではなく、積極的な値上げをして欲しいと思う。

――― 問題はここからだ

今、持っている現金をどうするか?
円の価値は落ちているし、まだまだ落ちて行く。
銀行に預けておくと、その価値は目減りするかもしれない。

個人の資産は、株式などの投資すれば良いのかもしれない。
しかし、会社の資産はどうするか?
会社として「他社の株式」へ投資するのか?

――― それでいいのか?

という問題が残る。

他社に投資して、自社の資産防衛をするのは、何ともマヌケに思える。
本来、自社に全力で投資してこそ、経営者だ。

日本の経営者は、今こそ全力で自社の未来へ投資するべきなのかもしれない。
私も何か新しいことへ挑戦する時期なのかもしれないと感じている。


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