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【名刺交換会】など、何度行っても仕事は来ない

経営者向けに開催される「名刺交換会」は年中どこかで誰かが開催している。
そして、営業活動として参加する経営者が一定数いる。
しかし、名刺交換会など、無駄な時間だ。
せいぜい起業したばかりの人が数回行く程度で良いだろう。
今回は名刺交換会の不毛さについて書き綴っていく。


名刺交換会に来る経営者の種類

名刺交換会、もしくは名刺を交換する目的の会へ参加する経営者の種類は以下の通り。

1.起業したばかりの人
2.仕事がなくて暇な人
3.誰かと話したいだけの人

新しい取引先を開拓し、仕事を受注することを前提に参加すること自体が無駄だ。
名刺を集めるのが趣味でもなければ、他の活動をした方がよほど会社のためになる。

異業種交流会というグレーな会

異業種交流会と謡っていても、中身は限りなく名刺交換会に近いものは多い。
ただの呑み会しかしない会もある。
そんな会は名刺交換会と同じく、何度行っても名刺が集まるだけだ。
酒が好きなだけの人が集まると、ビジネス的な交流の目的から、さらに遠ざかる。

異業種交流会を名乗る会も慎重に検討した方が良い。
そんな会に入って、おかしな考え方を身につけてしまい、ダメになっていく経営者も一定数いる。
何かの会に参加することで何かしらの安心を得るようでは、未来は危ない。
仕事の愚痴ばかり言い出すようになったら、廃業カウントダウンのスタートだ。

仕事が欲しい人だけが集まっても新しい仕事は生まれない

仕事が欲しい人というのは「仕事が足りていない人」が殆どだ。
仕事が足りていない人は、売上が足りていない人と言うことになる。
つまり、少なくとも十分な利益は出ていない。
ということは、外部に仕事を依頼する余裕はない。

利益が十分に出ている人の殆どは忙しい。
だから、名刺交換会に参加することはない。
少なくとも、貴重な時間を名刺交換会で消費することはない。

仕事を外部に頻繁に発注する人は、多くの発注先を持っている。
発注先の精査は済んでいることが殆どで、新規の発注先を急いで開拓しようとはしない。
有っても、安い発注先を探す目的くらいしかない。

自分が大切にしている顧客の仕事をやる上で、クオリティ未知の新規発注先を使うことはない。
有っても、信頼する知人からの紹介を頼る。

その場限りのインスタントな会では、新しい仕事は生まれない。
殆どの経営者は、ゆっくりと付き合いを深め、その中で試しに仕事を発注してみようと考える。
最初は小さな仕事で試す。
インスタントな会では、それすら生まれない。
だから、そもそも名刺交換会でシンデレラストーリーが起こる可能性は限りなく低い。

仕事が欲しい人のジレンマ

仕事が欲しい人は、仕事をたくさん発注する人と出会いたい。
しかし、仕事をたくさん発注する人と出会う機会がない。
そういった人は、名刺交換会には来ないからだ。

そのジレンマを突き破るのは容易なことではない。
突き破るためには、自分が「新しい仕事を生む出す」側に行かなければならない。
外資を稼ぐイメージだ。
外資を稼ぐ経営者の周りには、同じく外資を稼ぐ経営者が集まる。
身内で内資を回し合うような時代は、20年以上前に終わっている。
まずはとにかく外資を狙え。
外資あるところに、内資も付いて来る。


何かの会に参加することだけが営業活動ではない。
しかし、どんな会へ参加するのが良いか気になる方は、過去の記事を参考にして欲しい。


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