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<スマートウォッチ>

*この記事は「脱サラをする前に」というサイトから転載したものです。

選挙戦たけなわですが、テレビ局でもいろいろな特番を組んだりしています。その中で党首ではなく幹事長が出演する番組もあるのですが、その映像を見ていて思うことがあります。それは自民党の森山裕幹事長だけが、「世代が違う」ということです。森山幹事長については先々週も少し触れましたが、現時点で自民党をまとめられるのは森山氏しかいないと石破首相が考えたのでしょう。

森山氏は79歳ですが、幹事長としては最高齢を更新したそうです。森山氏は一応は森山派の領袖を務めていましたが、石原伸晃氏の石原派を引き継いだもので、自らが立ち上げた派閥ではありません。つまり、「俺が、俺が」というタイプではないのですが、そういう考え方の人のほうが「政治家として長生きするのかなぁ」と思ったりしています。

この年代で第一線で活躍しているのは森山氏以外は見当たりません。裏で暗躍…、もとい、活躍している人はいそうですが、前面に出ている政治家は森山氏だけです。石破首相は一兵卒時代に党内野党と言われるほど党内のやり方を批判していましたが、その当時の言葉が首相になった現在、足かせとなっています。

ですので、野党は当時の石破首相の言葉を蒸し返して追求することが多いのですが、その際は「わが党は民主主義なので、ほかの議員と意見の調整をする必要がある」と弁明しています。僕はこの対応に納得していますが、意見の調整をするには、やはりベテランの力が必要です。いろいろな意見がぶつかり合う党の中ではベテランの力が大きくものをいうことがままあります。

そうとは言いながら、旧態依然のやり方を続けているだけでは党や組織は衰退するだけです。ビジネスふうに言うなら、革新・世代交代をしなければ組織や企業が力を失うことはこれまでの歴史が教えています。そうした事例をたくさん見聞きしてきました僕ですので、僕も新しいことにチャレンジすることをモットーとしています。

そんな僕が最近チャレンジしたのはスマートウォッチです。先月「血糖値を計測するセンサー」の話を書きましたが、実はそのセンサーを購入する前に「スマートウォッチ」で「血糖値を測定する」という記事というか、広告というかその中間のような文章をたまたま読む機会があり検討しました。

腕に時計をつけただけで血糖値が測定できるのであればとても便利です。ですが、ある大学教授によりますと、現時点で「針を刺さずに血糖値を測定することは不可能」ということでした。僕はその言葉を信じて「スマートウォッチ測定」は諦めたのですが、スマートウォッチの使い方についてはいろいろと考えることがありました。

僕は外出する際、スマホはベルトにつけるポーチのような入れ物に入れています。ですが、電話がかかってきたときにとても不便を感じていました。ポーチから取り出す際に、取り出す手の一連の動きに結構手間がかかっていたからです。僕が生まれながらに不器用というのもありますが、ポーチからスムーズに取り出せず、80%の確率でスマホの画面のどこかを触ってしまい、取り出したときには「電話が切れて」いました。それが不便で不便で仕方なかったのです。

そこで考えたのが、スマートウォッチで通話をすることです。僕の年代では「スーパージェッターが流星号を腕時計で呼び出すのが憧れ」だったのですが、流星号は呼び出せなくとも腕時計で通話をできるだけでも夢物語です。それが可能な時代になりそうと思っていました。

僕は衣料品を安く販売しているディスカウント店に妻とよく行くのですが、そこには衣料品以外に種類は少ないですがIT関連の商品も売っています。ある日そこの棚でスマートウォッチが販売されていました。そのスマートウォッチの価格は千円以下なのですが、歩数とか心拍数など「健康関連の数値の計測が可能」と説明書に書いてありました。ですが、僕が一番求めているのは「通話機能」です。通話ができませんと、スーパージェッターにはなれません。

残念ながら、そのスマートウォッチには「通話機能」はついていなかったのですが、「着信を知らせる機能」はついていました。本来の僕の希望とは異なるのですが、千円以下でしたので試しに購入することにしました。結論を書きますと、やはり着信を知らせてもらってもあまり意味がないことを実感しただけでした。

その後、ネットでスマートウォッチを検索しますと、通話機能つきのスマートウォッチが意外に安く販売されていることを知りました。3千円前後だったのですが、これなら僕の許容範囲です。ここでお気づきの方も多いでしょうが、僕のスマホは「androd」です。僕は「iphone」は高すぎて購入する気になりません。というか、経済的に余裕がありません。しかも、「iphone」には選択の自由がないこともネックです。「apple」に首根っこを押さえられているようで気分的にも好きになれません。

僕がネットでスマートウォッチを探せるのも「androd」に自由があるからです。メーカーも種類も多く、その中から選ぶことができます。だからこそ、3千円前後でスマートウォッチを見つけることができました。もちろん「通話機能」もついています。元々健康関連測定には興味がなく、僕が求めていたのは「ウォッチ」で通話をすることだけです。

結論を書きますと、大正解でした。スマホとスマートウォッチを接続さえできていれば、スマホに届いた電話がスマートウォッチにも転送されます。ですので、現在はスマホを取り出すことなく、スマートウォッチで通話をしています。ストレスフリーとはこのことです。しかも、スマホの連絡先もスマートウォッチにインポートできますので、誰からの電話かもわかります。いやぁ、便利な時代になったものです。

これほど便利なスマートウォッチ通話ですが、僕はスマートウォッチで通話をしている人を見かけたことがほとんどありません。僕が生活している地域というか場所も関係しているのかもしれませんが、スマートウォッチで通話をしている光景を見たのはたったの1度きりです。もしかしたなら、都心とか若い人が多い場所ではそうした光景も数多くみられるのかもしれませんが、僕の生活している地域・場所ではほとんど見かけません。ちなみに、僕の生活している地域・場所はそれほど田舎ではありません。ですので若者もたくさんいますが、それでも見かけたことは一度きりです。

スマートウォッチを使うようになって4~5ヶ月経ちますが、僕が見かけたたったの「一度」は、僕より年長に見える女性が通話している光景でした。スマートウォッチで通話をしている人にはある特徴があります。それは、時計を耳もとに近づけて話すことです。僕の妻もまさしく同じ姿勢でスマートウォッチ通話をするのですが、ついついスマホで話すように耳にあてたくなるのかもしれません。

確かに周りがうるさい環境ですと、スマートウォッチを耳もとに近づけないと相手の声が聴きにくいのですが、普通の環境では口もとに近づけるだけで十分に相手の声が聞こえますし、自分の声を相手に伝えることもできます。

話は前後しますが、僕が購入して問題なく使えることがわかってから、妻にも購入することにしました。僕はamazonで購入したのですが、同機種を購入しようとしたところ、残念なことに「売切れ」になっていました。仕方なくほかのサイトで同じような機種を探したところ、au pay マーケットでほぼ同機能で千円ほど安く購入することができました。しかも、うれしいことにあとから購入した安い機種のほうがバッテリーの持ちが長いのです。これはうれしい誤算でした。

僕はスマートウォッチには通話機能しか求めていませんが、中にはスマートウォッチでお会計もしたい人もいます。実際、僕は一度だけファミレスでスマートウォッチでお会計をしている人を見かけたことがあります。ですが、スマートウォッチを会計の画面に読ませるために、手首というか腕を変な格好で向けている姿はあまり見栄えがよくありませんでした。「俺はスマートウォッチで支払っているぞ!」とアピールしているようで…、なんだかなぁ…。

じゃ、また。

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