天才なんかじゃない
天才になりたかった。
才能をほしいままに扱い、無敵な状態。
周りはひれ伏し、崇めたてられる状態。
自分にはその天才性があると思っていた。
なのに、どうして出せないんだろう。
なぜ突き抜けられないのだろう。
なぜやり切れないのだろう。
私は劣ってなんかない。私は優秀だ。
私は天才なんだ。そう言いきかせたところで現実は変わらなかった。
すごい人を見ては羨んだ。
私は凡人で取るに足りない人間だと言うことを認めたくなかった。
自分をありのままに認めることができなかった。だからよく頑張