見出し画像

素直な心になるために  松下幸之助著

選んだ理由
たまたまのタイミングで、ビジネスの大切なお食事会に参加したので、自分自身、改めて今のビジネスマインドを振り返る機会として手に取りました。読んだ事があっても、こちらにアウトプットは初なので選びました。

①私心にとらわれないということ
私心にとらわれないということは、自分だけの利益や欲望にとらわれない世界。私心というのは、凡人である私達はあって当たり前ではあるが、私心にとらわれ、私利私欲の奴隷になってはならない。私心にとらわれない心が素直な心である。そして、誰に対しても謙虚に耳を傾けること。この著書では、戦国武将の黒田長政を例にして書かれているが、言わんとするところは自分自身の不完全さ(すべての人は完璧ではなく不完全という定義)を謙虚にとらえ、(これは素直だからこそできること)衆知に耳を傾けるということ。ここから、黒田家五十二万国安泰という基盤を確立できた。これは、実例の一つに過ぎず、今の私達自身の私生活は勿論、ビジネスにも通じることである。

②寛容な心について
万物万人一切を許しいれる広い寛容の心。皆がやりがちなことなのですが、寛容な心をもって、よく人を許しいれる心。そして、人の過ちに対して、厳しくとがめたてない心。そして、著書では、このような寛容な心とはどこから生まれるのかと問うて、素直な気持ちからくると答えている。

③素直な心のない場合の弊害について
著書では、素直な心のない場合の弊害について、人の言葉に耳を傾てないようとしなくなり、衆知が集まりにくくなる。とある。素直な心が働かなくて、一番初めに起きてくる弊害は、衆知が集まらないということ。
自分の行動は絶対に正しい。だから他人の助言は聞く必要がない。むしろ、それは邪魔になる。この他にも、色々な意味での他人の助言を聞けない理由があると思います。相手に対しての不信感、あなたの意見が正しくて相手の意見が正しくない時もある。しかし、どんな時でも、人の話に耳を傾けないのは、結局は、自分自身にとらわれているのであり、決して好ましくない姿である。

気付き
もしかしたら、著者の「素直」という概念が、なかなか伝わりずらいとも思うのだが、この内容を伝えるにに一番ふさわしい言葉は「素直」であると思う。この言葉を著者の心をも汲み取る気持ちで、大切に扱うことで、今まで1しか理解出来なかったことも、10の理解できるようなる。その時、あなたの人生は書き換えられる。この本を、起業したての人や、ビジネスでし成功したい人は、何度も読むと言いと思った。私も、そうしたいと思いました。


いいなと思ったら応援しよう!