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レバレッジ・リーディング         本田直之著

選んだ理由
速読・多読を専門にしているので、一読してみようと思った。

①読書の重要性について
著者は、速読が凄いとは言っていない。むしろ早く読めるだけを重要視する速読について、あまり意味がないのではないかと言っている。
それより、本を読んで得た知識で何をするかが重要であると言っている。インプットするだけでは、ただの自己満足にすぎなく、いかにアウトプットするかが勝負と言っている。なので、早さや冊数を目的の速読とはまた違い、読んだ後のことまで視野に入れた読書法を薦めている。
そして、著者は、読書は最高の投資と言っている。どんな本を読むかにもよりますが、定価の約100倍になって帰ってくるという。
そして、お金を出して購入することを勧めている。借りた本は、書き込みが出来ないし、返却しないといけない。
読書をしても、役に立たなかったという読み方をしているのなら、やり方に改善箇所があることを言っている。そこを突き詰めて改善すれば、本に投資したお金は100倍になって帰ってくるという。そして、多く読めば多く稼げると著者は言っている。
他の人が何年もかけて掴んだ経験やノウハウにレバレッジをかけることで、さらに大きなリターンを得ることが出来る。これが多読をすることの力という。

②本を読んだままで終わらせない方法について
読書後のフォローについて、自分のベストなやり方で読んだ本の内容をまとめることを勧めている。著者は、レバレッジメモと称して、ほんの大事な部分を抜き出してパソコンで書き出し、隙間時間に読んでいるとある。
ボロボロになっても、またコピーすればよいし、このメモをファイルにしている。ちょすあの本の読み方として、線を引いたりするだけでなく、ひらめきやアイディア、その本を読んで実践した結果なども本に書き込んでいくと言っている。そして、本は何度も繰り返し読むことが大事、何度も繰り返し読むことが大事である。そして、暗記するまで、読んだ内容を持ち歩くのではなく、繰り返し何度も読むことで、自分の血肉にしていくこと。
本を読み終わっても、まだまだ読書は続くということ。

③実践での活用について
知識に経験が加わって、初めて、物事は出来るようになる。「出来る」と知っているでは、大きな溝がある。それを埋めてくれるのが現場での経験である。実践で経験して、初めて本当の力になる。
成果をあげる人に共通しているのは、自らの能力や存在を成果に結びつけるうえで必要とされる習慣的な力。習慣になるまでの反復は必要である。
とにかく大事なのは、本から得たノウハウをレバレッジメモにまとめ繰り返し読み、条件反射的に出来るようにし、どんどん実践していくこと。読まなければ始まらないのですが、読んだだけで実行しなければそれで終わりということ。沢山実行すること。沢山実行して試す事。

気付き
わたしが、速読に関する講座をやる中で、大切にしている事があるし、色々なご著書からの学びも大切に血肉にさせていただいています。
著者である、本田さんのレバレッジリーディングは、とても実践的でとても有効的な読書法だと思いました。
本というのは、サーカスではないので、早く読めましたてきなパフォーマンスにウエイトを置くのではなく、何を血肉に出来たか。自分のものに出来たかがとても大事だと改めて感じました。
一瞬で速読出来るということと、本を血肉に出来るということは異なるものだというのが、分かってはいたのですが、改めて確信できました。
わたしは、本を読むことのメリットとして、書いてくれた著者から直接、話してもらっているという、超贅沢な感じを受けます。
これは、もしかしたらわたしの個人的感想に過ぎないのかも知れませんが、わたしは、その感覚を購入するために、本を買い読んでいるかのが楽しい気がします。

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