秋ピリカグランプリ【ピリカ賞】を受賞しました。
ピリカグランプリが開催されると知ったのは
めろしゃんの記事でした。
ちょうどそのとき
何か小説を描きたいけれど、何を描こうか悩んでいる時期でもあった。
そんなときにめろしゃんの、ピリカグランプリへの溢れる想い、参加者へ心配りが詰まった記事を読み、またピリカグランプリのテーマが『紙』であることを目にして、描いてみたいと思った。
今年の4月あたりから私は本をつくっていました。
大切な友だちへ贈る絵本。
紙質にもこだわりたい。
その経験があったからこそ、心が反応したのだと思う。
《紙は私たちのどのような言葉も受け止めてくれている。
言葉は私たちのどんな言葉にも寄り添ってくれている。》
その想いから
ものがたりを綴りました。
私は小説で賞をいただくのは
はじめてでとても嬉しかった。
ずっと、ずっと……
小説賞に受賞したいと思っていた。
そして受賞して気付いたことがたくさんあった。
今まで小説賞に応募していたときは
自分の好きな物語ではなく『受賞』目的で物語を書いていたこと。
いや、好きな物語を書いてはいた。
だけど、ラブコメは万人受けしやすいから、とか
受賞できるように起承転結を、とか
こういう盛り上がり方が当たり前だから、とか
気にして書いていたように思う。
それから
受賞した自分がすごいと思いたかった。
『すごい』
と思われたかったのだ。
承認欲求を満たすために
小説を書いていたということ。
なんて、的外れなことを考えていたのだろう。
何のために、物語を描きたいのか。
誰のために。
わたしのために。
どのような物語を紡ぎたいのか。
届けたいのか。
残したいのか。
自分の想いはどこにあるのか。
私は本当に至らないところがたくさんある。
それでも、いつもそばにいてくれる友だち、
自分の本当の想いへ導いてくれる憧れてやまない師匠
みんなに出逢い
共に学び合い
生き方を見せてもらい
言葉を贈ってくれる……
自分だけの力で受賞したんじゃない。
みんなのおかげでここまでこれたのだと。
受賞の喜びののちに、
ふわりとみんなのことが思い浮かんだ。
受賞の報告をすると、私以上に喜んでくれたみんな。
本当にありがとう。
*
ピリカグランプリの運営のみなさま、審査員のみなさま。
ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。
応募作品ひとつひとつに
向き合ってくれる小説賞だということに
ピリカさんの講評で知りました。
想像するだけで
相当なエネルギーを要するだろう、
と思いますが、それはきっと想像以上。
真剣に作品に寄り添ってくれる賞に
参加させていただけて幸せです。
ありがとうございました。
*
ピリカさん、改めまして
審査員個人賞に選んでいただきありがとうございました。
何度も講評を読んで、喜びを噛み締めました。
講評にあったように、派手さはありません。
淡々とした流れです。
それでも、感じてもらえる誰かがいる。
作者としてこれほど嬉しいことはありませんでした。
自身の短編を集めたマガジンの紹介に
『心に音を風を――そして、温度を』という一文があります。
私の目指していた小説がひとつ描けたのだと
じんわりと喜びを感じさせていただきました。
ピリカさんの講評は
物語に寄り添う優しさと
ピリカグランプリに参加した
すべての創作者を敬い、抱き締めるような
深く、つよい色にみえました。
ありがとうございました。
*
めろしゃん
お疲れ様でした。
めろしゃんがあの記事を書いてくれなかったら
私は《ことのは》を描けてなかった。
何か描きたいものがあるのに、
出せずにいた私の手を動かすきっかけをくれたのはめろしゃんの記事だった。
あの記事に書いたコメントのような小説がひとつ描けた気がする。
受賞が決まってコメントくれて、
しかも受賞を知った時点で一緒に喜んでくれたなんて
めっちゃ嬉しかった。
いつも記事を書いてくれてありがとう。
いつも読んでくれてありがとう。
これからもめろしゃんの記事を楽しみにしてるね!
*
受賞したら『あとがき』なるものも書いてみたかったんだよな。
受賞してだいぶん時間たったけど書けた笑
これから《ことのは》を自分の手で製本しようかなって考えてます。
どんな本にしようかな。
時間はかかるかもだけど、やってみようと思う。
また制作の経過など記事にしようと思っているので
興味のある方はまた遊びにきてくださいね。
*最後まで読んでいただきありがとうございました*
以上、丸家れいでした。
【秋ピリカグランプリ受賞作】
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