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白峯御陵

香川県坂出市にある『白峯御陵』へいって参りました。

『白峯御陵』は、崇徳上皇の御陵です。

崇徳上皇といえば、三大怨霊のひとりとか、悲運の帝というイメージでしょうか。

前々から、崇徳上皇のことは気になっておりまして。次回、公募に投稿する小説に、崇徳上皇に登場していただこうと思案してます。

それならば、ご挨拶に行こう、と急遽思い立ったので行ってきました。

白峰山の麓に崇徳上皇にゆかりのある『青海神社』があり、そこから『西行法師の道』を登って『白峯御陵』に行けると知っていたので『青海神社』で参拝してから行きました。

はい。軽く登山でした(汗)

予想外でして。
飲み物も持っていかず、スニーカーも履かず、幾重の階段を上りました。

日頃から運動なんかしないので、キツかった。
けど、キツいと思いながらも引き返そうとは思いませんでした。

崇徳上皇に挨拶をしたい、という気持ちもありましたが、なんとて景色に励まされました。

下を向いて、ひたすら階段を上り続ける。
胸も痛くて、呼吸も荒くて(運動不足のせい)
そんなとき、ふと顔を上げると、木々の合間から太陽の光が射し込んでたりするんです。

暗くて怖いと思ったり、しんどいと思ったり。
だけど、不意に自然が見せてくれる澄んだ景色が綺麗で。

なんだか、人生と重ねちゃいました。
辛いことや悲しいこと、しんどいことがあると俯いて、下ばかり見てしまいがち。
そうすると、視野が狭くなりますよね。

顔を上げることを忘れていたり、顔を上げることが怖かったりするかもしれませんが、勇気を出して顔を上げてみる。

すると、意外と道が開けていたりするのかもしれない。
目の前に広がる景色が励ましてくれるかもしれない。
誰かが救いの手を差しのべてくれているかもしれない。

顔を上げるだけでいい。

そんなことを思いながら、どうにか白峯御陵に到着。
白峯御陵の前にも階段……。
しかし、ここも太陽の光が差し込んでいて、木漏れ日が美しかった。

三大怨霊のおひとりだとか悲運な帝とか言われていて、おどろおどろしい雰囲気なのかと思いきや、清々しく神聖な雰囲気。

最後の階段を上って白峯御陵にお参り。
安らかにお眠りくださいと自然と願う。
そして、挨拶もさせていただきました。

そのとき、ゴーンとお寺の鐘の音が。

えっと…………。
うん。
お寺が近いのね?

きちんと下調べしていなかったのですが、近くに白峯寺があって、白峯寺から数分で白峯御陵へ行けるそう。

…………マジか。

もし、香川へお越しの際『白峯御陵』へ行かれる方は『白峯寺』から行くことをオススメします(笑)

*もちろん『西行法師の道』もオススメです。

以上、丸家れいでした。

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