きっと人は何者かになりたい
東京在住🗼一人暮らし、広告関係で働いている33歳Sです。
前回の記事で、マネジメントについて自分なりの考えをまとめてみました。
今回は、最近自分がマネジメントをする上で上司に褒められたことをきっかけに、ふと気づいたことがありましたので、それについて深堀してみようと思います。
まずはきっかけになった褒められたことから。
褒められたポイントは大きく2つ。
まず1つ目。
【分析力がある】
ご立派な褒め言葉でありながらも、ありがちな褒められ方に感じると思いますので、具体例をご説明すると…
チーム員の半期面談があり4人のチーム員の半期の振り返りと今後の目標について話し、そのまとめを上司に報告しました。
上司はそれをみて、
的確なことを書いている、よくみていると言ってくれました。
なぜ私が上司からそのような印象かというと、おそらく何事においても根拠を述べるから。ビジネスをする上で当たり前ではあるのですが、「なぜならば」がはっきりしていれば何事もかなりの確率で説得することができる。
その初歩的な、becauseを飛ばしてしまう、ロジックを組み立てられない、組み立てる材料がない、というところが人へ何かを伝えることにおいて、つまづいてしまう原因になるのだと思います。
的確に伝えるには、根拠を集める、材料を集める。その点について、マネジメントにおいては、人をよく見ることが、「なぜならば」を集める手法です。
チーム員を見て、それぞれの性格を分析することが大切ではあるのですが、
それと同時に、こちらの分析をいかにも本人たちの素質のように導くことがポイント。
そこで褒められたポイント2つ目。
【采配力がある】
それぞれのチーム員の分析やまとめと同時に、どのような仕事をさせることが向いているか、という部分を上司に報告しました。
そしてそのこちらの分析結果を本人に直接話をする。
それを本人に話すことで、「そうなんだ!」と本人の発見になり、選択肢が広がる。
例えば、「Aさんは考える仕事が得意だからクリエイティブなことができる案件をやってもらいたい」や「Bくんはお金の感覚が人より長けているから営業部でもいいかもね」など、あなたはこんなタイプだよと、伝えることで目の前のことをとにかくこなしているチーム員の子たちに、次のステップを与える。そうするとそれに向かって頑張り始める。
そこでより効率のいい采配をすることができます。
本人が好きそうなこと、本人が長けていることをさせるのが一番生産性が高いはずなので。
もちろんこれが正解かなんて誰にも分りません。
ただ、マネージャーであればこれを正解にしていくことが自分たちの仕事です。
2つの事から感じたのは、人は自分がどんな人なのか分析されたく、明文化されたいということです。
これは人が占いや心理テストを好むのと同じ。
数年前からMBTIが流行っているのもこれと同じだと思います。
そんな私も自分がどんな人かまだまだよくわかっていない部分がたくさん。
最近わかってきたことは、今回述べた分析力と采配力があるということ。
でもそれがなぜかがまだ自分ではわかっていない。。
人のなぜならばはたくさん見つけられても、自分のなぜならばは未だ見つかっていません。
もしかしたら私は自分がどんな人なのか、どんなタイプなのか、自分のことが一番わからないからそれを見つけ出すために、毎日毎日を繰り返しているのかもしれないですね。
そして私も誰かに導かれて今のポジションにいると思います。あまり人に影響されるタイプではないですが、きっと導かれているとは気づかないくらい自然に導かれているのでしょう。
一生終わらないタスクは、まだまだ続く…。