
4度目の北海道の冬。悪くないかもとやっと思えるようになってきた。【転勤族ママ】
2歳の娘がいるアラサーのCです。
北海道の冬。
しんしんと降る雪。一面真っ白な景色の中キラキラと光る街。
そんな光景を思い浮かべて4年前の秋、札幌にやってきました。

私がイメージしていた素敵な札幌の一部。
実際住んでみると、
夕方4時には日が落ち、1日が短い。
足元も雪が凍ってツルツルになり、転倒の可能性と隣り合わせ。
(妊娠していた時期を除き、毎年1回は転んでいる。)
吹雪いたとしても、仕事はお休みにならないので、出勤後には化粧はとれ、雪まみれに。
雪かきは思った以上に重労働。(我が家は賃貸なので、最低限の雪かきだけでいいが、一軒家の方は毎日早起きして雪かきをしているのでかなり大変そう。)
そして何より寒い。。。
こんな状況が11月末〜4月初旬ごろまで続きます。
ウィンタースポーツをする人にとっては、最高の環境かもしれませんが、私たち夫婦は辛うじてスノボーとスキーが滑れるくらいなので、北海道に来てゲレンデに行ったのは結局数回のみ。
夫婦の合言葉が「次の冬が来るまでには札幌を離れよう!」となるくらい、雪国の冬はなかなかに過酷なものでした。
合言葉も虚しく、今年も札幌で4度目の冬を迎えています。
しかし、ここに来て札幌の冬も悪くないかも?!と思えるようになってきました。
(もちろん、私は夏の北海道の方が好き!)
というのも、今年は娘と雪遊びができるようになったため。
娘が産まれる前は、大人だけで雪遊びをしている人は近所で見かけないので、はしゃいで外で遊ぶことはできませんでした。去年は娘が小さく、まだ一緒に雪遊びをするという感じではありませんでした。

こっそりベランダで作った雪だるま。
今年はというと、週末にソリを持って近くの公園へ行き、雪山でソリ滑りをしたり、雪玉を作って遊んだりしています。夫婦共々、雪国育ちではないので、雪遊びにはテンションが上がります。娘と一緒ならアラサーでも堂々とはしゃげる!!ソリ滑りに至っては、私の方が楽しんでいます。(娘はまだ少し怖いみたいです。)
娘も「雪遊び好き〜」と言うくらい楽しんでいます。滑りながらも雪山に登ったり、新雪のところを歩いたりするのがお気に入りのようです。両手で抱えきれない程の大きな雪玉を卵に見立て、大事に持ち歩き、なでなでしながら「卵の中にお父さんがはいっているんだ~」と壮大なストーリーを披露してくれる時もあります。
創造力も掻き立てられたり、ソリ滑りで体幹が鍛えらたり、雪遊びは発達に良さそうだなぁと勝手に思っています。笑 ※なんの専門知識もありません。

冬が悪くないかもと思い始めたのは、雪遊びができるようになったからだけではありません。4回目の冬ともなると、北海道の旬の食べ物が分かるようになり、北海道グルメを満喫できるようになってきました。やはり海鮮が絶品。鮭にししゃも、たら、あんこう、ごっこ、牡蠣、蟹、、、あげきれないほどたくさんあります。旬の海鮮が手軽に手に入るのは今の時期だけだと思うと、冬も捨てたもんじゃありません。(今の時期は私の大好きな白子が手に入るので最高。道民は味噌汁に入れたりするみたいです。)ちなみに、我が家は土曜はお刺身、日曜はお鍋、外食なら回転寿司が定番です。

(北海道にはいくつか有名チェーン店があり、好みが分かれる)
おうちで海鮮を食べるときは、近所のお魚屋さんで購入したものをいただいています。このお魚屋さんが我が家の食卓を支えてくれているといっても過言ではありません。イケメンのお兄ちゃん2人が営んでいて、旬の魚や美味しく食べる料理法など教えてくれます。私が料理が苦手なのもご存知なので、お店に行くと、
「今日はどうやって食べたい?鍋?刺身?煮る?おすすめはアンコウ!鍋にしたらおいしいから!肝はスープに溶かして食べて!」
と、具体的な料理法を添えて教えてくれます。購入するときは、料理がしやすいように(鍋ならそのまま入れられるように)いい感じに切ってくれます。毎回、おすすめされた通りに料理するのですが、これが本当に絶品。焼いただけ、鍋に入れただけ、刺身に至っては切っただけなのに、美味しくできあがるので、料理スキル上がったのでは?!と勘違いしてしまいます。以前、魚屋さんのお兄ちゃんに「今が旬で、焼き魚にしたら間違いないよ!塩ふって焼くだけ!」と言われたときは、使うことはないだろうと手つかずだった魚焼きグリルを使って料理をし始めたくらいです。
友達もできて、職場にも慣れ、自分の居場所ができてきたのも大きいです。
長い冬は始まったばかり。「今年の冬は楽しかった!」と、次の春を迎えられるように、雪遊びや旬の食べ物を満喫して、今、ここでしかできないことをもっと楽しみたいと思います。
おまけ
私の冬のお気に入り
子どもたちのつなぎ・ニット帽姿が何とも言えず、かわいいのです。そりにちょこんと座っている感じも何とも言えません。

が、着せるのは大変。つなぎを着せ、手袋をつけ、スノーブーツに脚絆を履かせて…ニット帽は嫌がることもある。かわいさの裏には大人の涙ぐましい努力があります。