詩・留学生の猫
猫なら日向ぼっこしていられるのに
私は限界留学生で
やらなきゃいけないことがあった
猫なら気ままにお散歩できるのに
私は限界留学生で
いろんな言語で喋ったり、書いたりしなきゃならなかった
猫ならちょっとした悪戯ができるのに
私は限界留学生で
いつも真面目さを売りにしなきゃならなかった
私は嘘ばかりついて真面目に生きるのが苦しいと思って
ここまで来たのだけど
どうせそれほどの薄弱な意思なら
せめて可愛くありたいと願った
猫なら連れて行ってもらえるのに
私は限界留学生で
私は私を可愛がって連れて行かなくちゃならない
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https://note.com/higuchimasakazu/n/n7f5967605bef
この企画に参加させていただきました。ありがとうございます。
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