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2019年5月⑩ 何をやねん!
富「・・・そしたら、倉庫の方に行きましょか。朝礼しましょう。」
微妙な空気のなか、センター長は立ち上がって、会議室の出入り口の方へ向かった。
私とアドバイザーもその後に続く。
残りのDの人達は、
「私達は、事務所に戻りますので。」
マ「はい、これからよろしくお願いします。」
私は改めてぺこりと挨拶し、会議室を出た。
(あ~、いよいよ始まるか~。緊張すんな~。挨拶せなあかんな~、どうせ
2019年5月⑨勘違いは俺?
着替えを終え、ロッカー室を出ると、富山センター長とアドバイザーがすぐ目の前にいた。
ア「おー、着替え終わったか~。」
マ「あ、はい。」
富「そしたら、こちらへ。」
と、すぐ向かいの会議室を案内された。
マ「失礼します。」
会議室に入ると、すでに二人、席についていた。
先程、事務所であいさつをしたのだが、名前は全く思い出せない。
(う~ん、誰だったっけ?ま、後で思い出すやろう。それよ
2019年5月⑧ わぁお~!
私がちょうど、入り口の前に着いたときに、遠くからアドバイザーがやって来るのが見えた。
マ「おはようございます、今日からよろしくお願いします!」
やって来たアドバイザーに気合いを入れて挨拶する。
ア「おお、おはよう、こちらこそよろしく~。ほな、さっそく行こか。」
二人はエレベーターに乗り込んだ。
ア「最初、事務所で挨拶しましょか。んで、着替えは持ってきてるやんな?」
マ「はい、持ってきて
2019年5月⑦ 気楽にね
ようやく、○回目の「初出勤」が始まる。
何度か私は転職しているが、こんな不安な気持ちで出勤するのは初めてだ。
①従業員とコミュニケーションをとらない『あの顔』が社長の会社。
②根拠のない、「いけるって~」「大丈夫やって」連発の上司達。
③当初の予定ではない勤務地での仕事。
④最低でも私にいいイメージを持っていない勤務先の従業員。
⑤そんなところに、リーダーとして働く私。
他にも勤務先
2019年5月⑥ みんな一緒!
谷「おっ、大分進んでるな~。」
マ「あ、そうですか。」
私は元気なく答えた。構わず谷さん、
谷「今、会議終わったから、井川課長に今後の説明聞いといてくれる?」
(あ、そうか。それがあったんや~!)
マ「わかりました~!」
ずっと草むしりだと思っていた私は、喜んで軍手をはずし、ゴミ袋を半ば投げるようにしていそいそと会社の中へ入った。
応接室に行った方がいいのかな?と思った私は、とりあえ
2019年5月⑤ ムシリ
(あ~、なん年ぶりやろなぁー。)
ブチッ。ブチッ。
(出勤初日がこれかよ~!)
ブチッ。ズッ、ズッ、ザザザ~。
奥深くの根っこまで一気に抜けて、大量の土も一緒についてきた。
(うわっ!ミミズとまるむし、こんにちわ~!)
雑草の意外と深かった根っこにミミズとまるむしもついていた。
驚いた私は、ブワッと、引っこ抜いた雑草振り回したら、ミミズとまるむしは遠くに飛んでいった。
土は私のジャ
2019年5月④ 初日から
谷「もう少ししたら、会議あるから・・・。」
マ「えっ!?僕もでるんですか?」
私は不安げに聞いた。
一通り挨拶を終え、二人は1階にきている。
谷「いや、まぁ初日やからな~、別にええよ。」
マ「あ~、そうですか。」
ホッと胸をなでおろした。
初日から会議・・・。
それこそ無意味。
マ「そしたら、何をしといたらいいですか?」
ホッとして、少し嬉しくなった私はテンションあげ目で聞い
2019年5月③ 右も左もオッサン
「フー、フー。」
階段を上ると、目の前に「応接室」がある。
私が面接をした部屋でもある。
私が階段を上り終えたと同時ぐらいに、その部屋からゾロゾロと人が出てきた。
谷「あ、松谷アドバイザー、今度北港に来るマルオ君です。」
マ「フー。あ、マルオと申します。よろしくお願いします。フー。」
松「おー、君がマルオ君か~、松谷です。よろしく~。」
松谷アドバイザー。おじいちゃんのようだが、身な
2019年5月② ドキッ❤️オッサンだらけの
(さぁてと。)
仕事が始まる30分ぐらい前に駐車場に着いた私は、歩いて本社の方へ。
本社の前では、谷さんがたばこを吸っていた。
マ「おはようございます!」
私は歩きながら谷さんの方へ近づく。
谷「おお、おはよう、マルオ君。この前はスマンかったなぁ~。」
先週の「飲み会すっぽかされ事件(2019年4月⑪~⑯参照)」の事だ。
マ「えぇ、色んな意味でメッチャしんどかったですけど。」
谷「
2019年4月⑯ ああ、無情
もう一度、駅の回りを歩き、それらしき人達がいないのを確認し、改札へ戻る。
時刻は、19時20分ぐらいだろうか?
(う~ん、おかしいなぁ・・・。もうこのまま帰ったろか?そもそもが行きたくない飲み会やったし。あ、でも、谷さん来るもんな。)
色々考えていると、ロータリーの方から谷さんが走って来た。
谷「おー、マルオ君お疲れ~。」
谷さんはニコニコと手をあげてながら言った。
マ「お疲れ様です。