【終】LSE大学院日記:修士論文提出、ついに英国留学も終わり
みなさま、お久しぶりです。maruoです。
つい数日前、やっと長かった修士論文が完成し、提出完了しました!!
ということで、1年間記してきた「LSE大学院日記」も今回で最終回です。
今回は、8/1に開示された成績発表の振り返りと修士論文について少し振り返り、今後についても少しお話しできればと思います。
*写真は両親とday tripで行ったOxfordにて、Christ Churchの中庭です。ハリポタに出てきた中庭で、それも凄いけど何より、食堂のご飯が無料って知って、福利厚生LSEよりやっぱすごい充実してんのかなって思ったりしてました。実際のところは分かりませんけども!
8/1: まあまあな成績開示
詳しくは共有しませんが、感想としてはまあまあです。
嬉しかった結果もあれば、なぜ?と思う結果もありましたが、まあその試験を受けた期間的に疲れて果ててたか、もう頭がちゃんと動いてなかったか、どちらかだと思うのでそのままを受け入れました。
どっちにしろ、過ぎてしまったことは仕方ないし、学位さえ取れれば問題はないので、成績に執着し過ぎず受け止めました。(勿論、その場ではだいぶ落ち込みましたけどね)
あと、自分的には不安要素だったIPEのコースが意外にも良い結果で返ってきたのには驚きでした。
でもよく考えれば、IPEはIRと似ていて、学部での4年間の勉強量が後押ししてくれたのかな、なんて自己分析しています。
全体的には、おそらくmeritくらいです。
修論が何もなければになりますが、ほとんどの生徒がmeritで学位を取得していくようなので、平均くらいの成績ですかね。(修論に何もなければ!!)
修論スケジュール
そして、修論スケジュールの共有を先に行います。
以前にも大体のスケジュールを書きましたが、実際にはこのような感じで進めました。間に何も手につかない、ぼーっとする休息日が1週間くらいありました。(多分、燃え尽き症候群の再来ですかね)
8月以降はかなり詳しくタスクが分けられてますが、ライティング自体は8月入ってから初め、毎日作業していたので調節・書くを繰り返してました。
ちなみに、書き方はdepartmentが過去のdissertationを公開してくれていたので、それを参考にアウトラインから作成し、進めました。
英語で論文を書いたのは初めてだったので、慣れてないことが多かったですが自分で調べながらもなんとかなりました!終わってみればなんとかなるもんですね
自分で、とか書いてますが、一応LSE LIFE(学生支援センターみたいな)が実施してくれているdissertation workshopには参加しました。
基本的はアウトラインや書き方、些細な質問に答えてくれるので、初めて英語で論文を書くという方にはおすすめです。無料ですし!
修論の詳細:タイトル、内容
私の修論タイトルは「Assessing the impact of central-province relations on economic growth: a case study of Son La province in Northern Vietnam」です。
ベトナムにおいて、中央政府と省政府の関係性が省レベルでの経済成長にどのような影響を与えるのか?という観点から北ベトナムに位置するソンラ省を事例に研究を進めました。
ソンラ省は地元出身のProvincial Party Secretary(以下Provincial Leader)がいた時期(2000年代初期から中ば)と中央政府から派遣されたProvincial Leaderがいた時期(2010年代前半から後半)があり、前者は省と中央政府の関係性が弱い、そして後者は逆に関係性が強い、とし、この2つの時間軸でどちらが省の成長および貧困削減に貢献したのか、を比較しました。
10,000字の内容を凝縮してるので説明が不十分なところもあるかと思いますが、具体的にはこのような内容で分析を進めました。
個人的には、自分で納得のいく内容のものができたし、自分なりに分析もできたし、たくさん時間かけて自分で納得のいくものができたので嬉しく思っています。
外にも出かけず、ある意味で部屋を一歩出た外の世界とは距離を置いて過ごし、人とも全く話さない日も多く、毎朝憂鬱になりながらも無理やり身を起こしてパソコンに向き合い、ここまでやってきた自分を褒めてやりたいです。
毎日「後悔しないように今やる」を自分に言い聞かせて進めてきたので、無事約10,000字のものを作成し、提出できたのは本当に嬉しい。自分を誇りに思います!
確実に24年間の人生で一番辛い1年間でしたが、途中で逃げ出さず、最後までやり切った自分はより一歩成長できたのでは、と信じています。こればかりは周りがなんと言おうとも誇りに思う経験ナンバーワンです。
今後の予定
そして、8月末には日本へ帰国します。
あと2週間後には帰国してロンドンに戻ってこないなんて、まだ現実味がありませんがぼーっとしてたらすぐ帰国日になってしまうので、今のうちに最後のロンドンを楽しまなければと焦らされます。
そう思いつつ、修論で使い果たした労力を回復できておらず、心も体も疲れ果ててるのが現状です。ちなみにフラットメイトも疲れ果ててます笑
日本を楽しみにしつつも、今後LSEで出来た友だちと次いつ会えるかわからないのはやっぱり悲しいです。
この寮では珍しく(らしい)仲が良かったフラットメイトも、次々と母国へ帰国したり、double degreeのため次の大学院へ進んだりと、みんな着々と大学院生を卒業していきます。それも悲しい。全留学経験者の共通の悲しみです。
そして帰国日は決まっているものの、その後の予定は未定です。
とりあえずは年内には就活を始めようとは思っていますが、正直ずっと勉強してきて、ちょっと一旦休みたいというのが本音で。
休むと言っても半月くらいだけだとは思いますが、ゆっくり自分のペースで次のステップに向けて準備していきたいです。
幸い実家住みで今すぐお金を心配しなくても生きていける恵まれた環境にいるので、甘えさせていただこうと思います。(卒業式参加のため、バイトは探します!!笑)
20代は頑張る時期でしょ、っていう声もあちこち世代問わず聞こえてきそうですし、自分もそう思ってましたが、頑張り方をこれまで通りではなく適度に頑張るやり方に変えて進もうと思います。(一旦今の考えですけどね)
12月までには仕事を見つけたいですが、どうなるかわからないので、コツコツ進めようと思います。
現状としては、修論が終わったばかりなので休息期間中なので、本当に何も調べてません。なんなら今誰かに今後どうするの?とか聞かれたら発狂します。と言いつつ、日本帰ったら嫌でもあちこちから絶対聞かれるので対策を練ろうと思ってます。あと興味本位で聞いてくるやつは無視してやろうと思ってます。
最後に
「LSE大学院日記」、ここまで読んでいただきありがとうございました!
コメントもメールも質問等いただいていて、これからMScに進学される方の参考になっているようで嬉しいです。
質問でもらった内容などをまとめ、「おまけ」として更新することはあると思いますが、日本での今後はおそらく更新しないと思います。
たくさんの「いいね」や、想像以上のたくさんの方に読んでいただけて、いつも励みになっていました。特に学期の初めの右も左も分からない状態の時は、「いいね」の通知に凄く背中を押されましたし、オンライン上でも誰かと(こちらからはんば強制的に笑)共有できて、とてもストレス発散になっていました。途中から更新忘れていましたが、2023年後期は確実に100%助けられていました!!
そう意図しなくても挑戦には嫌なことがほぼ必ず付きまといますが、同じくらい楽しさや嬉しさ、貴重な経験も必ずあります。(ご存知の通り)ロンドン生活では辛いことが多かったですが、その分大事な友だちに出会うことができました。本当に人との出会いは一生ものです。異国でも、必要な時、助けが欲しい時に頼れる人と知り合うことができたのは、この大学院留学においての一番の経験です。
そして、留学経験者に必ずつきまとう、海外生活の辛さを知らない人たちの軽はずみな「いいなあ」事案に関しては、その軽はずみな発言の「うざさ」は痛いほど共感しつつ、想像力に欠けた発言は無視し、笑顔で軽く受け流しつつ、その裏でこいつには分からんよなそりゃ、と思っておくのがおすすめです。(おすすめと言いつつ、その発言に無駄な労力を奪われないようにこうして自分にも言い聞かせてます)
これから留学や大学院進学など、何かに挑戦される皆様にとって、それらが辛くも同じ量の楽しさや嬉しさで溢れた経験となるよう祈っています。
何か質問があれば、コメント、もしくはクリエイターへの問い合わせからメールで連絡いただければ私のわかる範囲で個別に対応させて頂きます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。(^^)
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